カサブタの感謝と、3LDKの今後。 | 3LDK製作分室

カサブタの感謝と、3LDKの今後。

身の丈よりちょっと大きめ

を、誰知ることなくひそかに標榜していた3LDKでしたが、
「ちょっと大きめ」がいつの間にか「かなり大きめ」になり、
今回のカサブタかきむしれっ!は、
「とんでもなく大きめ」の大風呂敷を広げることとなりました。

結果ね。結果ですけどね。
形にならなかったことも含めてですけどね。


昨年の春にいわきPITから声を掛けていただいて、
はじめてのこと、思うようにいかないことだらけで戸惑い、苛立ち、格闘し、
無理を押して道理を引っ込ませ・・・られないままに駆け抜け、
多くの人にしわ寄せ。。。

大草原の小さな家ならぬ、
大海原のちっちゃな舟。

ほんと、ユニットメンバー2人ではどうにも千秋楽まで辿り着くことができなかったであろう3LDK史上最大の冒険ツアーでしたが、

たくさんの方に届けることができ、
(観客総数2,000人以上!)

あんなにもあたたかい拍手をたくさん頂き、
(いつもより長めのカーテンコールなのに、ダブルになりそうな回が複数)

高評価、盛況のもとに幕を降ろすことができたのは、
(アンケート回収率高し。CoRichの評価が驚きのすべて5.0!)

観劇投資念送りリツイいいね実務助言心配り我慢叱咤激励などなどいただきました、
(ありがたさや悔しさや情けなさやで泣きそうでした。いや何度か泣きました。)

皆さまのお力添えあってのことだと深く深く感謝しております。
(本当に。マジで。)

本当に本当にありがとうございました!!


次の3LDKがどんなものになるのか?
そもそも次はあるのか? ないのか?
は、今回の残務を終わらせてすこし落ち着くまで未定のままになりそうです。

お見送りや打ち上げで、
「次いつやるの?」「次もやってね」
「次も出たい」「次も出してよ」「今度あの役やりたいです」
「今度は仙台にも来て欲しい」「この作品を全国の人に見てもらいたい」
「応援してる」「楽しみに待ってるからね」
などなど、有難いお言葉をたくさん頂戴しました。
嬉しすぎて涙ナシでは聞くことができません。
これほんとマジで。


しかし。
僕らは知っています。
「言うは易し行うは難し」
やるとなったらどうしたって、幾分大きな風呂敷を広げることになります。
いやいろんなやり方があるし、どれが正解ってのもないんだろうけど、
でも、身の丈より「なかなかに大きめ」にしなければ、
いまの僕らの思う公演は成り立ちません。

そしてそれは、現に今がそうであるように、いまの体制だとどうしても、
年に一度の製作しかできないくらいに、
そして始まるとかかりっきりにならざるを得ないくらいに、
マジ大変なものなのです。
マジに。。。

とある劇団所属の女優に、
「なんかいっつも忙しそうにしてるね。なんで?」とニコニコ質問されるくらいに。

しかも、今や誰が考えただろうか2人とも妻のいる身。
そうゆう面においても、ちっちゃな舟で難破する訳にはいかないのです。

などなどいろーんなことを踏まえて、しっかり考えなければ。
マジメかっ⁉︎
マジメだっ!!
足りないことはあっても公演企画すんのに不真面目だった試しは一度もないわい。
・・・当たり前か。


もし公演を打つことになったそのときには、
悲壮感漂わせず、きっと余裕さえ見せつつ、でもやっぱり必死こいて、
3LDK謹製の笑えて泣けて楽しめる作品をお届けします!
だから。
「3LDK、公演やるってよ」ってなったときには、
たとえばそれが三年空いたとしても、
たとえばメンバーに変動があったとしても、
たとえばあなたの好みの俳優が出演していなかったとしても、
どうかまたチェックして、期待して、いいねやリツイして、チケット買って、
ドキドキしながら劇場まで足をお運びいただければと切に願います。


演劇ユニット3LDK 上田裕之