愚劣な陰謀”。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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久々に時評を提示したい。それは民進党の党首選挙に絡み 取り沙汰されている参院議員・蓮舫氏のいわゆる【二重国籍】問題における体制派マスコミと自民・維新等々の右翼妄動主義政党の いわれなき 愚劣極まる蓮舫氏に対する攻撃に対しての批判である。野党第一党の党首として今や事前での各種調査でもほぼ その当選が確実視されている蓮舫氏は父親が台湾出身であり母親が日本人である。次期国政選挙を勘案した時 彼女が率いた民進党が勝利し その時【蓮舫内閣総理大臣】が誕生する可能性は当然皆無ではないし充分有り得る事だ。そうした状況を見て先手必勝とばかりに俄かにこの【二重国籍】問題を焦点に民進党への悪どい攻撃を仕掛けて来たのが自民党お抱えのネット広報 アゴラ”や今や日本版【人民日報】などと揶揄される産経”読売”などの右翼ジャーナリズムである。確かに蓮舫氏が日本に帰化し生粋の日本人となった過程で手続き上 若干の不備があった事は否めないのかも知れない。しかし蓮舫氏は周知の通り名実共に日本人であり今年も含め過去三回に及ぶ参院選においても紛れもなく日本国籍を有しているがゆえに立候補し いずれの場合も最高得票で当選をしているのである。従って この部分に付いて彼女には全く持って一点の曇りもないのである。それを【今だ台湾国籍から抜けていない】だとか【国会議員としての資質に関わる】などと とんでも無い差別的論調を振りかざし【公党とその幹部】を貶めようと画策するとはアゴラ等のやり口・論調は全く持って言語道断である。だいいち 日中国交正常化以来 日本政府は台湾を【国】として承認していない。国で無い地域の出自に付いて 【国籍云々】などと言う論調自体が この事をして はなから 成り立たないのは明らかではないか!。他国籍を有する者が我が国のリーダーに相応しくない理由としてアゴラなどは国益(日本の国益)を損ね もう片方の 国籍を有する国の利害を優先させる政策決定に道を開く可能性があると指摘している様だが こんな理屈は私には【詭弁中の詭弁】としか思えない。幼い頃から日本国内で育ち全てのライフスタイルが日本での生活にのみ置かれている人物が単に他国籍を重ねて持っていたとしても そんな事で国益を害す政策にリンクする事など有ろう筈もない。要するにこうした 小理屈を捏ねて蓮舫氏並びに民進党を攻撃するのは 如何に今の体制派が民主主義を踏みにじり 民族的差別を助長する時代錯誤の反動主義者の集まりであるかを如実に示す指針にもなろうと言うものに他ならない。考えれば考える程 空恐ろしい!。本来 権力の行き過ぎ横暴を監視しチェックして 事あらば その危険性を大衆に警鐘を持って告知すべきジャーナリズムの一部が完全に体制の下請け機関になり下がり今の【自民党一強支配】を恒久化させる為【愚劣な陰謀】を画策してまで反対勢力を潰しにかかるとは…!。【二重国籍】問題とはこの様に【蓮舫氏の資質】などと言う事では更々なく体制派の繰り返すが【愚劣な陰謀】を見抜く事を迫られる問題なのである。【自民党の飼い犬 アゴラ・産経・読売】いずれも 呆れてものも言えぬ。蓮舫氏にはこの様な恥知らずな輩の的外れで何んの説得力もない愚劣な攻撃に屈する事なく信念を持って堂々 【民進党の要】になって頂きたいと思う。これからは益々反動右翼ジャーナリズムのうごめきは活発になるだろう!。そして又それに呼応する様に【安倍暴走政治】の動きも活発化するだろう!。こうした動きに我々はキッパリ【NO】を突きつけなければならない。そうしなければ やがて取り返しの着かない事態になる事は必定だからだ!。お分り頂きたい!。気が付いた時には最早遅いのである。
(ルチアーナ筆。)
☆蓮舫氏は選挙の洗礼を受けて
公人として決して恥じぬ活動を多年
継続している。今、自民・維新の
両党は国籍に関して 国会議員に
資格制限を加えると言う人権破壊の
悪法の策定・法案化、国会への
提出を目論んでいる。これは
明らかに 蓮舫氏に対する
卑劣極まる狙い撃ちである。
これを持ってしても今や自民党が
ナチスばりの独裁政党として
その正体をあらわにした事の
証であり、維新は その補完勢力以上の
右翼妄動思想に駆られた
とんでもない反動政党である事が
はっきりした。国民は
民主主義を守る為、自民・維新とは
徹底して戦わなくては
ならない。その為には
やはり、引き続き【野党共闘】と
市民との連帯が必要不可欠で
ある。民進党は今降り掛かろうと
している。【火の粉】を
振り払う為にも新しい【代表】の下
改めて真摯に この路線を益々
前進・構築すべきである。
それが国民を【自民一強独裁】から
守る唯一の道である事を
しっかり 肝に据えてもらいたい!。