ポピュリズム”。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
加えて参ります。現在小説 愛のセレナーデと、
クロス小説 ミューズの声を随時掲載中です。
こちらもご覧頂ければ幸いです。

今般の英国におけるEU離脱を問う【国民投票】は僅差ながら、その結果が【離脱】と決定され当事国のイギリスはもとより全世界に大きな衝撃を与える事となったのは周知の通りだ。イギリスは今後2年を費やし離脱交渉を繰り広げる事となる。しかし今回驚くべき事に世界経済・金融に新たな火種・リスクをもたらし長い目で見れば当事国イギリスだけに留まらず欧州全体の多角的協力・信頼関係を揺るがし安定の密度をなし崩しにして不安定要因を増大させるこれ程重大な決定を国論をほぼ二分する意思の拮抗状態を何んら考慮せず【離脱】へと舵を切る事の危険を今、イギリス政界はどの様に思考しているのか、私はそこが大変興味深く今後一層関心を寄せて行こうと思うところだ。【残留】を主導した首相キャメロンは早速【辞意】を表明し今後の事は次期首相・内閣に全て委ねる意向の様でこの後に及んではその選択が同じ保守党内の【離脱】推進派への【しっぺ返し】の様に見えなくもない。【こんな事態になって…如何するんだ!さぁ~もう勝手にしろ、俺はもう知~らね~!】キャメロンの心持ちは実のところこんな感じであるに違いない。まぁ~それにしてもイギリス人も実に不勉強で無責任な輩だ!。私は今回そう悟った。【離脱】決定!この結果が出るや否や街頭インタビューに答えるイギリス国民の発言には私は一瞬耳を疑った。「自分は本当は残留派なのだけれど、まさか離脱派が多数を占めるとは思いもよらず、何んとなく雰囲気で、ゲーム感覚でついふざけて離脱に投票してしまった。後悔している。出来れば投票のやり直しをさせて欲しい!。」…これだ!。【空いた口がふさがらない】とはこの事だ。又、離脱を先導した政治家連中も、移民流入による雇用の減少、法律制定のEU占有率、補助金etc殆ど全ての項目で提示した数字は事実と異なったものだった。…などと今頃になって言い訳がましい事を言い放つありさまで、これがかつて世界を席巻した【大英帝国】、世界に冠たる【連合王国】イギリスの今の姿かと思うと情け無いのを通り越して哀しみに包まれる思いだ。【大衆迎合.ポピュリズム】の為せる【究極の日和見主義】が生んだ大国イギリスの【取り返しの付かない過ち】さて世界はこの非常事態にどの様な【処方箋】を持って対応するのか、ここは我々日本人も、より冷静にその成り行きを注視する事が肝要となる。今はそれぐらいしか言いようが無いのがもどかしいが…!。
(ルチアーナ筆。)
★しかし我が国でも
そう先々ではない内に
ポピュリズムを憂うる事態が
到来するかも知れない!。
今参院選で自公とその補完勢力が
もし3分の2の議席を得て
【憲法改悪】の発議がなされたら
国民投票が実際の日程に上る。
安倍晋三の悲願である
9条、特に第二項の改悪で
日本軍創設を提示された時
日本人の心に少しでも
【隙が出来たら】それは
すぐさまポピュリズムの危険な
動向に扉を開く事となる。
【よもや】…っと思った
憲法改悪のシナリオは
国民の不勉強、不真面目な
行動により一夜にして
現実のものとなる。
【憲法改悪】ありやなしや!
そう問われた その時の
軽はずみな【Yes】が
若者を【徴兵制度】の罠に
はめる事になる。
【冗談や笑い話】では済まされぬ!。
安倍晋三はそれを実行する事を
決してためらわないのだ!。
その恐怖を断ち切り
それをくい止める方法は
ただ一つ、自公とその補完勢力を
少数に追い込む事だ!。
それしかない!。