(ルチアーナ筆。)
参院選を目前に控えて【野党共闘】の軸となる全国32一人区での統一候補樹立の目処が付きつつある状況が鮮明となって来た。既に20を超える地域での共闘態勢が整い【自民・公明暴走政治連合】との一騎打ちが、まさに現実となって来た事は真の政治刷新、立憲主義の再構築を図る上で誠に喜ばしい事である。そしてこれを現実的成果として全面的な勝利へと結実させる事こそ肝要であるのは言うまでもないし、最後まで果敢にこの戦いに絶大なバッグアップを行なっていく事が我々国民が自らの生存権を【安倍暴走内閣】の悪辣な独裁政治から守る唯一の正しい選択である事を今一度認識すべきである。【野党共闘】の成果は先の北海道5区衆院補欠選挙の結果において、絶対的保守基盤と言われた地域で当初は自民圧勝と目された戦いを接戦へと持ち込み自民・公明を【きりきり舞い】させた事でその力量の片鱗を示している。そしてこの経緯こそ今夏の参院選の結果を占う大きな鍵となる事は明らかだ。勿論その地域ごとに諸々の事情があるのは周知の通りだが、そうした困難を乗り越えて尚、【野党共闘】の必要性を熟知して取り組む姿勢が定着して来ている所以は、やはりこれ以上【安倍内閣】のやりたい放題を放置する事の危険性を見過ごす訳には行かないと言う【国民的共通意識】が広く思考されつつある事の表れであると私は確信している。数多、善意の国民・市民運動に支えられ構築した【野党共闘】は当初、共産党が加わる事で【コアな保守票が逃げかえってマイナス】などと馬鹿げた事を言う近視眼的論調に毒された事もあったが、そこを迷わず進めた結果が上記補選における票は【逃げる】どころか無党派層の7割と言う自民候補に投じられた票数を遥かに超える得票を数え【自公】を最後まで追い詰める結果を導き出した大きな要因となったのである。即ちこの結果は最早古びた【反共主義・共産党アレルギー】が国民、特に若い世代の人々には全く意味を持たない事となっているのを如実に示しているのだ。自民党が躍起になって行った共産党を念頭に置いた一連の【デマ攻撃】もはっきり言って何んの役にも立たなかったと言う事だ。【野党共闘】に対する【自公】の口汚い攻撃など今や侮る事は危険だとしても然りとて恐れるに足らない!【正義は野党共闘にあり!】である。考えても見よ…である。当の自民党とてかつて【永遠の宿敵・日本社会党】と理念も何も覆し【自・社・さ】政権と言う【野合内閣】を作り、今はこれもかつて散々攻撃して止まなかった公明党・創価学会とまたもや【野合内閣】を形成しているではないか!。…だからこそ、民進党・共産党・社民党・生活の党、四党が選挙で国民の洗礼を受け多数を得れば今や連立内閣を作っても何もおかしくはないのだ。国民意識はもうそこまで進んでいる。勿論、政策的賛否はあって然るべきである。政策的に国民に受け入れられなければ、再び政権を降り下野するのが議会制民主主義の常道である。然るに従って今何よりも【野党共闘】の真価を発揮する為に必要なのは共産党を含めた大きな枠組みの構築を現実的に考察する事が求められなければならないと言う事なのだ。それ無くして自民党・公明党の連立内閣を倒し新たな【政治理念】を反映させた政権を立ち上げる事など出来るものではない!。【反共主義】に凝り固まった前時代的思考に駆られているのは今は最早、民進党の一部保守系の連中と【連合】ぐらいのものである。こうした【政治的進歩の足枷】のなっている集団こそ【社会進歩の妨げ】であり非難されるべきではなかろうか!。そして又、今日までの【野党共闘の経緯から見えるもの】はこうしたある種大胆で、より進歩的な政治勢力の構築・結集を大いに進展させ広範な国民のバッグアップを得て【自公暴走政治】に正面から対決をする事の意義を我々にはっきりとした形として教えているものだと確信する。【安倍内閣】を一日も早く退場させ平和・自由・民主主義、憲法の誇り高い真の精神を強固に確立させるこの【正義の戦い】は今期、参院選でその口火を切る事となる。有意義な成果へと我々国民一人一人が現実を踏まえ自覚を基に一票を投じれば政治の流れは確実に変わる。【野党共闘】の大いなる勝利によってそれを必ず成し遂げ様ではないか!。それが又、我々国民自身の生活を守り未来へと平和安定の道をもたらす最も確かな選択なのだから…!。