通常国会の召集、衆参両院での代表質問を経て8日から衆院での本格論戦の場となる予算委員会が始まった。そしてそこで一つ問題が発生した。それが【おおさか維新の会】の委員会での質問時間を与党枠で配分するか野党枠で配分するかの問題だ。ここに至る経緯の中で【おおさか維新の会】は先述の代表質問の中で「我々は与党でも野党でもない新たな勢力・政党を目指す。」と明言した。この発言は党を代表した国会における公的意思表示であり本会議の壇上で行われたものだ。即ちこれは極めて【重い責任】を担った発言であると捉えるべき事柄なのである。従って予算委員会の理事会で筆頭理事を出している民主党が野党の取りまとめを実行する上で【おおさか維新の会】は野党ではない。従って野党枠から質問時間を割り当てる事は出来ないと主張した事は極めて妥当・当然の事と私は解している。自民党は自民党で【おおさか維新の会】を連立した勢力ではない以上これは野党であり野党枠で対応すべしとの意向であり最終的には与野党共に質問時間を割いて【おおさか維新の会】の時間枠を確保し彼らの立場に少なからぬ譲歩をして対応した様だが、これはこれで極めて説得力を持つ常識的判断だと正直私も思ったところだ。だがしかるに【おおさか維新の会】は政権内にポストもなく連立合意もない自分達は今は野党であり野党枠で正規の質問時間を要求する等と勝手な理屈を付け予算委員会そのものに抗議欠席をすると言う傲慢極まる対応に出たのである。【与党でも野党でもない】と本会議の壇上で自ら堂々と【重い宣言】を表明しながら【今は一応『野党』】などと支離滅裂な事を言い放ち議会をボイコットするなど私に言わせれば議会人にあるまじき言語道断で不誠実極まる態度である。【与党でも野党でもない、いわゆる『ゆ党』】などと揶揄される事自体、政党として【恥さらし!】そのものである事は誰の眼にも明らかだ。しかし【おおさか維新の会】はと言えば今やその【与党ぶり】において自他共に認める政党ではなかったのか!。今だそのトップに君臨して【院政】を敷く橋下徹や代表で大阪府知事の松井一郎などは安倍晋三との蜜月関係において今や誰一人として知らぬ者とていない程の親密さを有し、恐らく既に入念に話し合い今夏の参院選で自民・公明と共に参院において2/3以上の議席を得て【憲法改悪】の発議を行う算段すら出来上がっているに違いない。その様な【改憲右翼政党】が野党の筈は断じてないと私は明確に言っておきたい。質問時間・発言時間が欲しいから【そんな時だけ野党】だなどと好き勝手な事を言う【傍若無人】は【究極の日和見主義】であり【議会制民主主義】とは決して相容れない。今【真の野党】に求められる事は【安倍暴走政治】としっかり対峙しその防波堤にならんと奮闘する事だ。【安倍自公暴走政権】を補完し【戦争法】廃止にも背を向け、【野党共闘を分断】する事だけに血道を上げ【1日も早く名実ともに与党の仲間入り】を…っと目論んでいる政党【おおさか維新の会】とはどの様な政党・勢力か今回の一連の流れの中で私は改めて又、はっきりその正体を垣間見た思いがするのである。そしてその結論は【危険極まるご都合主義。民主主義破壊のその正体、しかと見せてもらった!。】と言う事に尽きるのである。
(ルチアーナ筆。)
☆再度確認しておこう。
【おおさか維新の会】は
与党であり共闘すべき
対象などではなく
国民の立場からして見れば
戦って打ち負かさなくて
ならない相手である。
今回の質問時間の件では
松井一郎代表が
【民主党にイジメにあっている!。】
…っと発言したそうだが
それこそ的外れで奇妙で
馬鹿げた言い分だ。
【おおさか維新の会】こそ
本会議での発言は【重い】と
言う事を自覚・反省して
最後までその発言に
対する責任を全うすべきだ。
それが本来、公党の責務と
言うものである。
議会制民主主義のイロハも
わきまえず、橋下由来で
お得意の【ビッグマウス】だけで
事が思う様に進むと思ったら
大間違いである!!。