ファシズムの時代”恐怖の回帰! | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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先述の【時代が独裁者を求めた!】でも指摘した様にヒトラー断末魔の台詞【百年後新たなナチズムが生まれる!】…っと言うその言葉に私の脳裏はかきむしられ付いて離れずいつまでも毒牙の様にその恐怖によって心乱されている。不快の極みである。そしてこうした懸念の大きな現況に私は今我々が暮らすこの日本の政治状況から鑑みて、まさにかつての【地獄絵】の様な時代光景を想起させる歴史回帰の企みを見て取るのである。安倍政権の発足以来この方自民・公明両党の数をたのんだ政治の暴走・横暴が蔓延るに至り昨今は又、来年の参院選と時を同じくして総選挙を行い衆参両院で自民党は空前の大勝利を収め一気に【憲法改悪】と言う究極的暴挙に打って出るとの憶測がささやかれているのだ。しかしこれは満更必ずしも憶測と言う範疇の話でもなく今の安倍晋三ならそれくらいの事は大いにやってのける意思は持ち合わせている筈であると私は思っている。秘密保護法の制定に続き遂には憲法を踏みにじり法治国家の根底を揺るがす立憲主義の破壊、空前絶後の悪法である【戦争法】の強行成立まで安倍晋三のやる事なす事全てがこれ平和・民主主義への悪しき攻撃に他ならない。その上来たるべき国政選挙で自民党に圧倒的多数を与える事が現実となれば、それはその瞬間【安倍独裁政権】のスタートの合図となる。【ポスト安倍は安倍!】どこまでも続く右翼反動内閣の行き着く先は我が国の【再軍備】の加速と徴兵制の復活である。【かつて歩んだ道!】世情は日増しに【キナ臭く】なるいっぽうだ。権力はその力を誇示し反対勢力の存在はこれを許さない。今日本はこうした【ファシズム回帰の時代】へひたひたと進みつつある事を我々はしかと認識しなければならない。今現におこった立憲主義の破壊は【ファシズム】への回帰を示す第一歩なのだ。決して大袈裟な話などではない!。歯止めなき政治の暴走と排他主義に傾斜しつつある今の我が国の世情のあり方。それに今こそ大きく警鐘を打ち鳴らさなければ、【ファシズムの時代】への【恐怖の回帰】は止まらない!!。
(ルチアーナ筆。)