自民党の若手議員達の会合で露わとなった言論に対する露骨な弾圧発言、考えれば考える程、党の正式会合での話ではないとか恥ずべき言い訳をして軽々に早く事の収束をはかろうとしているその姿勢に私は何やらもっと奥深い自民党と言う政党の本音を覆い隠そうとする姿を垣間見るのである。何しろこの会合は自称【安部応援団】と自他共に認める連中の集り、安部側近の集会であり、この一連の言動はまさにその場所において成された事なのである事を考えれば、その最終的な【思惑】は自ずと明らかと言うものである。招いた講師は平和と民主主義の破壊者、百田尚樹であり全てが全てここでの言動は自民党議員の…と言うより安部自民党自体が将来考えている国家像にリンクする国民に取って誠に恐ろしい体制作りの入口論の様に思えてならない。彼らから自分達の意にそわない論評は否応なしに「潰せ」だの「懲らしめろ」だのと口に出すのもはばかれる下品極まる言葉までが突いて出るのは彼らが戦前戦中に国民を震え上がらせたかの希代の悪法【治安維持法】の亡霊に取り付かれ出来うるなら、その復活を目論んでいると思われても仕方あるまい。戦後70年、平和憲法の下、確立した民主主義の価値は何か!それを完全に無視したまさにファッショ的思考はナチズムの源流であり今の自民党に蔓延る危険な方向性を指し示している。今審議中の戦争法案に鑑み、徴兵制に付いての論評も昨今よく目にはする。しかし新聞の論調にすぐにでも【徴兵制が実施されるだろう】などと記されたものは皆無だ。新聞は将来その懸念が拭えぬと警鐘しているに過ぎない。権力と国民との間にあってマスコミの果たすべき役割は常に時の権力への批判である。それが圧殺されれば世は暗黒の世界と化す。自民党もいい加減に頭を冷やすが良い!。そして自分達が批判されるのは当たり前だと…!思い知る事だ。民意によって選ばれし自民党政府だから、やりたい放題がまかり通るなどとはお門違いも甚だしい。所詮、小選挙区制と言う4割弱の得票で8割近い議席をかすめ取るイカサマで勝ち得た虚構の多数で憲法違反の戦争法案などの悪法を成立させようなど、とても許されるものではない。ごり押しすれば必ず民主主義の名に置いてその内必ずや自民党には鉄槌が下される事にはなるだろう。私はそう確信している。(ルチアーナ筆。)