昨日、安倍晋三と橋下徹と言う今最も日本の将来を危うくする人物二人が会談(密会)した様だ。どうせ又、良からぬ事を相談しあったに違いあるまいが何んと言ってもこの二人の右翼政治家が共に共通して持っている政策的方向性は人の命や暮らしを蔑ろにし、取り分けお年寄りや障害者等、社会的弱者を切り捨て若者の労働意欲を削ぎ、生涯日雇い労働に甘んじる事を強いて恥じぬ事、平和と民主主義破壊の憲法改悪を標榜し名実共に自衛隊を軍隊に改編して国防軍とし若者を戦場に送る事を目途として政治の世界に介在している事だ。喫緊ではまさに労働者派遣法の改悪を自公と維新が悪のスクラムを組んで強行に成立を図り労働者に生涯、派遣労働を押し付けるブラック企業の横行を後押しする暴挙に走っている。国会においてはまさに野党としてのチェック機能などこの橋下徹率いる維新の党には皆無なのだ。大阪都構想の挫折で政界引退を表明した橋下徹だがここへ来て民主党への口を極めた悪罵を奇しくも安倍晋三との会談後にツイートしているが、その又内容が笑わせる。「維新の党は民主党とは一線をかくし、しがらみのない既得権益とは無縁の改革政党として時として是々非々を貫き現実政治を見据えた新しい価値観を持って日本の政治を正しい方向に導く…云々」挙げ句の果てに民主党は無くなった方が良いと言わんばかりの論調を展開している。これを眼にして私はこの橋下徹なる人物がどこまで厚顔無恥な人間なのかと呆れ果てた。大阪都構想の失敗は民主党にその主要は原因があったとでも言うのか、その恨み節を洗いざらい民主党にぶつけている様だ。大人気ないにも程がある。だいいち大阪都構想は自民党も含め維新を除く全ての政党会派が反対していたではないか!まぁ民主党もいつまでたっても腰の座らぬ不安定政党である事は否めないが、橋下徹にとやかく言われる筋合いでもなかろう。維新の党とはどの様な政党か?既得権益打破を叫びながら前代表の「江田何某」は企業へのパーティー券購入を依頼していたではないか!。年間総額320億円もの税金を山分けしてかすめ取る政党助成金を平気でもらって涼しい顔でいるではないか!こんな実態を抱えて何が改革政党だ!とんだお笑い草である。安倍晋三率いる自民党、橋下徹率いる維新の党。私はこの二つの政党こそ国民を欺く諸悪の根源だと思っている。今後衆院で審議中の戦争法案の可否に付いても表面上、強行採決との批判を避ける為、自公は維新の取り込みを狙いそれに維新が同調する事は充分考えられる。国内での憲法違反との批判が日増しに強まる中こうした自公・維新のなれ合い政治によって戦後最悪の法案が成立してしまうのかと思うと私は背筋が寒くなる思いがする。安倍晋三と橋下徹、昨日の会談でこうした手順が話し合われていない筈がない。きっと近々我々日本人はこの前代未聞のなれ合い政治によって引き起こされるおぞまし事態に遭遇する事になるのだと覚悟すべきだ。将来に向けて本当に民主的な政権が樹立される時までそしてこの法案が撤廃される時まで私達はこの恐るべき戦争法におびえて生きる事となる。自衛隊員が地球の裏側にまで行って殺し殺される時が必ず来る。自民・公明・維新の各党はその時どの様に責任を取るのだ。今からしかと返答して頂きたいものだ。
(ルチアーナ筆。)
★自民党・公明党連立政権の
完全な補完政党である維新の党。
民主党の前にこの党こそ先ず
この日本には要らない。
私はそう思う。