事実は小説よりも…”。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
加えて参ります。現在小説 愛のセレナーデと、
クロス小説 ミューズの声を随時掲載中です。
こちらもご覧頂ければ幸いです。

『事実は小説よりも奇なり』
そうは言うものの
事実には、現実には、そうそう
奇跡的展開など
待ちうけている筈もない。
そう、その殆どがほぼ我々が予測する
範囲内で日々起こり得る範疇での展開、
話はそれ以上でもそれ以下でもない。
私が書いている小説の中で何か奇跡的
展開を描く事の方が遥かに容易い。
当然だ!何せその成り行きは全て
私の想像から織り成されるのだから…!。
しかし、その私にも奇成らざる現実が
日々付いて回る。過酷な介護、
そして、その介護受者たる親父は
癌を発症、齢(よわい)89、病巣の
全摘は体力的見地から不可能。
近々、セカンドオピニオンを経て
幾つかの治療方針から
選択、決定するが
現に車椅子生活と認知症を抱える
親父に取って手術と言う選択が
果たして良いのかどうか?!。
【手術と言っても腫瘍の表層を
削るだけ…。】深層部への進行も
認められ放射線治療の併用。
いずれにしても大きく身体の中を
いじる事は、その後の体力低下、
認知の進行を招く事は目に見えて
明らか!。実に悩ましい限りだ。
私の小説もその主たる流れが
病との戦いを通しての人の心の葛藤
を描くものだが、本当に老いる事、
病を得る事、…とは実に苦悩に
満ちている。これが実感である。
『事はなる様にしかならぬ。』…っと
考えつつも、やはり幾重にも
思い巡らす日々、これが偽らざる
私の思いであり現実だ。
まぁ~しかし世は
GWへ突入、私も少しは鋭気を
養う事にしよう。…っと思う。
これから先を見据えてここは
焦らず対応しよう。そう思うし
そう自分に言い聞かせて、さぁ~
又、新たな明日を
迎える事にしよう。
ルチアーナ筆。
★小説&クロス小説の更新掲載は
随時行って参ります。