魅惑のバレエ” | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
加えて参ります。現在小説 愛のセレナーデと、
クロス小説 ミューズの声を随時掲載中です。
こちらもご覧頂ければ幸いです。

オペラと並んで舞台芸術の
核となるのがバレエである。
中でも旧ソビエト時代も含めて
他の追随を許さぬ世界最高水準の
実力を誇ってきたのがロシアの
ボリショイ劇場のそれである事は
周知の通りだ。
しかし近年は思いも寄らぬ
不祥事や財政難など
諸課題に翻弄され、かつての
栄光にも陰りが出たやに
言われる事もしばしば…っと
言う状況下に置かれ
国の芸術的威信の維持に
当局も躍起と聞いている。
この舞台はしかし、さすがに
洗練された見事なものだ。
まだまだ
【腐っても鯛】などと
言われる様なものではない。
チャイコフスキーの定番
「白鳥の湖」!やはり
何度接しても心から癒される。
音楽の素晴らしさは
当然だが、その伝統に裏打ち
された舞台は圧巻だ。
オペラとバレエ…!
最高の芸術!一度虜と
なったら、この魅力からは
ぬけられない!。