伝説のマリア・カラス”。歌に生き恋に生き。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
加えて参ります。現在小説 愛のセレナーデと、
クロス小説 ミューズの声を随時掲載中です。
こちらもご覧頂ければ幸いです。

20世紀最高のプリマドンナ、
マリア・カラス。
この不世出の名歌手が
歌ったプッチーニの歌劇「トスカ」。
半世紀を経ても尚、
このタイトルロールを超える
歌唱、演技は他に望む事は
出来ない。
第二幕、アリア
【歌に生き恋に生き】
唯これだけを聴くだけで
この偉大なプリマの存在感は
ひしひしと我々の心に
感動と言う文字と共に迫り来る。
これはロンドンの
コヴェントガーデン王立歌劇場での
本公演を切り取ったものと
思われる。
若き日のブランコ・ゼッフィレッリが
彼女の為に施した舞台、衣装そして
演出。
その全容は今は残っていないが
このアリアの名唱だけは
この様に貴重な記録として伝承
されている。
諸兄におかれても是非
お聴きあれ。死して久しい
真の芸術家の孤高の姿が
ここにある。
(ルチアーナ筆。)
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