じゃんけん大会・始末記。「暗示と思惑」(再) | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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松井珠理奈が単独センターを務めるAKB48の34枚目のシングル、曲名はこうだ。「鈴懸の木の道で【君の微笑みを夢に見る】と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」12月中旬のリリース。一体これは何の冗談なのか?!。それとも完全にオーディエンスを舐めているのか!。ここまでするか!何でもありの極地…。とうとう日本のエンタメ業界もここまでのおちゃらけを許す様になったのか!落語の「寿限無」でもあるまいに!。最早救い様のない言わば終末期を迎えたという訳なのか?。AY氏いわく、「16人のじゃんけん選抜をイメージして曲を書いていて何か例え様がない‘‘一言では言い表せない何か”を感じた。」そうだ。…で一言ではなく、こんなに言葉をつらつら並べ立ててみたと言う事か?。そしてそれを正当化する為にまた例によってベタな理屈を真面目な創作姿勢を装ってしゃべりまくる。AY氏!見え透いていますよ。飛び切りの話題作り。その駒にまたも純真な少女達を利用するだけ利用して…。又、如何ほどお稼ぎで…?いやお稼ぎのご予定で…?近く行われるドラフト会議とやらもプロ野球の完全なパクリで話題性には事欠かぬがいずれにしても若い女の子達の夢と希望を喰い物にしてぼろ儲け…っという思惑がスケスケ見え見えだ。
AKB48グループの絶対的掟【恋愛禁止】これも又、時代錯誤の最たるものだ。恋や愛をテーマに歌を歌わせておいて人を愛する事を禁止してどうするのか!馬鹿げた話だ。アイドルと言う言葉、いや本来の意味をもう一度確認してみたら良い。その意味の中心は優れた能力者で尊敬されるべき存在という事だろう。[可愛くて、あどけなく守ってあげたい程
愛おしくて…!]そんな事は絶対にアイドルの定義ではない。しかし今やそのイメージはAY氏によって曲解され悪しく定着してしまった。金儲けの駒は汚れていない方が良い。理屈としては良く分かる。AY氏は自身に暗示をかけているに違いない。「自分は天才的な作詞家、言葉の魔術師、歴史に残る名プロデューサーなのだ」っと…。それに金儲けにまつわる思惑を底深く想起するしたたかさの実に見事なまでの思考力。かくしてAKB48グループの少女達はAY氏の忠実な操り人形と化す。じゃんけん大会で選出された16人はそれなりのパフォーマンスを繰り広げるに違いない。前にも記したが私はAKB48グループの少女達を常に好意的に見ている。私が懸念するのはただ一つ良きに付け悪しきに付けAY氏を起点とする取り巻きの時として無謀な振る舞いだ。松井珠理奈をセンターとする、じゃんけん選抜のシングルのお目見得が又、どの様な話題に包まれるのか!。想像は出来ないがその影でほくそ笑むAY氏の大食漢の趣きに満ちたその姿だけは何故か想像が付く。金にものを言わせ美食に明け暮れ成人病のリスクを負わぬ様せいぜい気を付ける様にすると良い。そう言えば思い出したが、たしかAY氏のお内儀はかつて氏がプロデュース・楽曲作詞などを担当した例の「おニャン子クラブ」の中心メンバーだった筈!。48グループには恋愛禁止を求めておいて、かつては自ら育てた子に下品な物言いで悪いが手を出しておいて、まぁ~結婚をして責任を果たしたのだから今更、文句は無いと言えば無いのだがしかしまだその道徳的、道義的責任をどう考えているのか…っと言う点は氏の今の社会的立場上、問われて然るべきではないだろうか。私はそう思うのだが如何なものか?。今の現状に無批判でいてはAY氏の暴走は止まらない。運と勘だけで良くもまぁ~ここまで上り詰めたものだと関心はするが、才能など無い事を誰か正面切って言ってやってはどうだろうか!。私はつくづくそう思っているのだが…。うむ!。当の本人がエンタメ業界の頂点に君臨しているのだからそんな事は恐ろしくて言えないか…うむ!うむ!そうだろう。しかし何とももどかしい限りだ。
H25.11.6.現在。
(ルチアーナ筆。)

☆珠理奈とじゃんけん選抜の16人には自分達とファンそして身近で雑務をこなし支えてくれたスタッフの為にだけ頑張ってもらいたいものだ。上層部の事などどうでも良い。どうせ君達の才能に寄ってたかって食べている卑しい人間の集まりなのだから…。

★上記はH25.11.6.付けにてアメンバー限定記事として掲載したもののオープン再掲載です。

☆「鈴懸の~」聴きましたよ。つい先日。私の様な者でさえ、よほど劇的な展開をみせるある意味斬新な曲かと思って聴いてみたら、「何んだ、今までと同じサウンドイメージ」ではないか。 センター松井珠理奈始め、メンバーはしっかりパフォーマンスしている。個々の能力は決して低くはないのだ!48グループは!。「鈴懸の~」。悪い曲ではない。ただ詞もアレンジもその手法が古い。テンポは違ってもビートタイミングはまるで同じ。それと「チャンチャン…」あれは何んだ。昔、昔、「演歌チャンチャカチャン」って言う冗談ソングが流行った事があるが、あんなのが、よもや頭をかすめた訳でもあるまいが…!。もしそうなら、「やめなさいよ!。」そう言うのはもう…!。いくらメンバーの少女達が若くて過去を知らないとは言え…!。
H25.11.30.現在。