本日、21:00よりEテレにおいてオンエアされるクラシック音楽館。今日の演目は今秋来日したミラノ・スカラ座管弦楽団が参加したNHK音楽祭の公演からヴェルディの傑作中の傑作、歌劇「アイーダ」全幕を演奏会形式で贈るオペラ愛好家必見のプログラムである。
勿論、各配役には現在、世界のオペラ界をリードする名歌手を一挙に揃え最高のパフォーマンスを展開している。スカラ座の引越来日公演では前回もアイーダを上演している。【これは通常の舞台公演であった。】ダニエル・バレンボイムの理知的でありながら尚且つひたむきで情熱に満ちた指揮ぶりに大いに魅了された事はまだ記憶に新しい。尚、今回は今年がヴェルディのメモリアルイヤーである事に鑑みNHKの企画にスカラ座サイドが答えての演奏会形式での公演となったのだろうが、特に今回は指揮者、キャスト共々新進気鋭の才能が集結してのコンサートである事が大きな話題だ。私は今回、事由にて本公演をライヴでは接する事が出来なかったがオンエアーが行われる事でその様子は、あらかた把握出来る訳でそれだけで大変嬉しく思っている。NHK.Eテレは音声の出力圧が弱くどうも感度がひ弱で物足りないのだが、そこは受け手であるこちらサイドの実力でカバーするしかない。いずれにしても、「百聞は一見に如かず」と言う。まァ~この様な場合は「百聞は一聴に如かず」だろうが先ずは今日の夜、久しぶりでも初めてでも何でも良い。構わない。世界に冠たるスカラ座のオーケストラ、凄まじいばかりの迫力で迫る合唱、そしてソリスト達の美声。これらの素晴らしい演奏を是非ご一聴願いたい。「秋の夜長」…。まさに芸術の秋に相応しい珠玉のひとときとなるだろう。H25・10・20。(ルチアーナ筆。)
★またしても古い話で恐縮だが
私が最も印象深く思いだす
アイーダの公演は昭和48年
NHK招聘の第七次イタリア歌劇団
公演でのそれだ。配役は以下の通り。
アイーダ、
オリアンナ・サントゥニオーネ。
アムネリス、
フィオレンツァ・コッソット。
ラダメス、
カルロ・ベルゴンツィ。
ランフィス
イヴォ・ヴィンコ。
アモナズロ、
ジャンピエロ・マストロメイ。
いや~何となつかしい名だろう。
見に行きましたよ~!!。
当時を代表する名歌手揃いだ。
決して忘れる事はない。
因みにこの公演、NHKホールの
落成記念公演だったのですよ。
このブログをのぞいて下さった方
には、まだ、この時この世に生を
受けていなかった若い方も
大勢おいでかと…。