人生のどん底で身も心もボロボロの私


        




学校に行けない子ども達への怒りや焦りは、私の中で消化しきれるものではなかった





仕事で夜遅く帰って来る夫には、常にファイティングポーズを取っていた


私の中の真っ黒に蠢いている感情を、夫からの何か気に触ることがある度に爆発させていた



普段は、何とも思わないことにも苛立っていた





子ども達にも、罵声を浴びせたり、無言の圧力をかけていた




学校に行けないことを悩んでいるだろう子ども



行こうとしても行けない




自分でも理由のわからない、行かないといけないとはわかっているけれどそれができない


どうすればいいのかわからない



もがき苦しんでいたんだと思う





そこに母親である私からの学校に行かないことを責められるのだ





人間としてぶっ壊れて崩壊している母親のいる家庭が、まともに機能するなんてありえない





本当は守ってくれる存在の親に責められ続け

子ども達の行き場の無い気持ちは




ゲームへの依存や、リストカットという形で現れていた







人生のどん底で、真っ暗闇のなか、向かうべき先の見えない私たち親子はもがき苦しんでいた





もがけばもがくほどに沼にハマって行く悲惨な状況



もう、どうすることもできない状況にまでなっていた




楽になりたい


ただただ、そう思う日々だった





学校や不登校支援などに相談に行かされたりもした




どこの誰にされてるかもわからないようなどうでもいいことなのに



私の母親としての変なプライドなのか、周りからの評価を気にしてなのか





ダメな母親と評価されたくない



相談に行っても、表面を取り繕うような、私の辛さを出さないようにしていた






心の底で



どうせこの人達に相談したところで何にも変わらない



私達の苦しみなんてわかるはずがない





相談された側の人は、何の問題もない


寄り添おうとしてくださっただけなのに





私が憧れるごく普通の生活を送っている家庭だろうから、本当のところの私たち家族のことなんて

わかってもらえるはずはないんだ



ずっとそう思っていた





相談したところで、欲しい言葉や支援は全く私には届かなかった




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