不登校、引きこもりの子ども達の相手をしていた時の私、恥ずかしながらまともな人間ではございませんでした


        





ひとりで家のことを全てしながら、子ども達の

ゴタゴタにも振り回されててた





頼りになるはずの夫は仕事、仕事、仕事

何を置いても仕事ばっかりの人





頼ろうにも頼れない、なんの役にも立たんやつ



そう思ってた






だから私は家の中で、ずーっと




ファイティング

ポーズ



戦闘体制


だったわ







とにかくもう、キリキリしてたと思う







考えてみれば、仕事も確かに忙しいとは思うよ

だけどそんな家庭に実際、帰りたいとは思わんよね


いくら疲れていても




だから、どんどん仕事だと言っては帰りが遅くなっていった





それに比例するように、私もどんどん強くファイティングポーズを取るようになった





夫の立場に私がなったら、嫁がファイティングポーズを取ってるような家に帰りたくはないわな






こんな荒んだ家で、不登校やら引きこもりの子ども達にいい影響なんてあるわけない





子ども達にも、優しい声かけなんてできてなかった





だってこの子達は、私が当たり前と思ってる

正しいと思ってる、私の敷いたレールじゃないところを進もうとしてるから





心の底では、ゆるせない





なんでわかってくれんのか





胸を掻きむしるような苦しさ





口から手を入れて、私の心を取り出して見せてやりたい






あの頃の私は、何と戦ってたのか、どうしたらいいのか、何も答えが分からないままに

ただ戦ってた



敵がどこにいるかもわからない真っ暗な中で

ひたすら剣を振り回してた



心も身体もズタボロだった





今なら、なんとなくわかるよ



周りに敵意むき出しでファイティングポーズを取っても何にもならないことも、戦うべき相手もわかる




冷静に、時間をかけて考えたらわかってくることが追い込まれて、ズタボロになっていると考えられないんだよね


自分が、ではなくて周りが悪だと認識してしまう




負のサイクルから抜け出さなければ先には進めない




本当にしんどい時間でした



    友だち追加