はい!そんな訳で、いよいよ柄作りも最終回となりました!

 

最後は柄巻きという事でやっていきます

 

 

柄巻きは今まで3回ほどしかしたことが無いので、あまり上手くは巻けませんがそこはご容赦ください

 

ちなみに諸捻り巻を2回(そのうち1回は完成後に緩んできて失敗)、片摘み巻を1回という内訳なので、今回挑戦する諸摘み巻は初挑戦となります

 

まずは準備という事で、経木を張り付けた柄を柄巻き作業台にセットします

 

 

 

 

経木にはあらかじめ糸割といって巻く柄糸の幅の目印をつけておき、目貫も輪ゴムでセットしておきます

 

 

 

 

せっせと柄巻きをしていきます

 

 

 

 

よくネットで柄巻きをする際は両面テープを使用する方法が紹介されていて、多くの人がそれに準じてやっているようですが、しっかりときつく巻けば両面テープは必要ありませんので自分は使用していません

 

むしろ両面テープを使ってしまうと、一旦戻ってやりなおそうという時にやりにくいんじゃないかと思うんですが…

 

まあ便利なものは必要に応じて使う方がいいかと思います

 

 

そして4時間強巻き続け、完成しました!!

 

 

 

 

 

 

菱は綺麗ではないですし、最後の留めも美しくはないですが、きつく巻きましたし、実用には十分ではないかと思います

 

という事で目釘も新しいものを作成し、脇差に装着!

 

 

 

 

鞘は黒なのに、柄は明るめの派手な色なのでちょっとアンバランスですが、どっしりとした感じにできたのではないでしょうか

 

鞘は補修はしましたがボロボロなので、いつか作り直す予定です

 

 

 

 

遠目からの画像でも分かったかもしれませんが、この脇差のハバキは以前作成した杢目金ハバキとなります

 

そんな訳で、この脇差はハバキと縁頭が別種の杢目金で構成された拵となりましたが、世界的に見てこういう拵は存在しないんじゃないかななんて思いますがどうなんでしょうね?

 

 

 

今回の作業を振り返ってみて、ミスした所は多々ありますが、色々と学ぶことの多かった作業でした

 

拵を作るのは本当に大変なので、美しいものが欲しいのなら本職に頼るか、もっと勉強&数をこなさないといけないなと痛感しました

 

日曜大工ならぬ日曜刀装具作成の状態なので、焦らず少しづつ学んでいこうかなと思います