先日キクイタダキに会えた林道。 3日後の5月10日に再訪していたのですが、水場近辺で繰り返し採餌するミソサザイ(*)と、キクイタダキがかろうじて1回水浴びに現れただけで思ったように写真は撮れませんでした。
*はじめ巣材集めをしていると思っていたのですが、2回目の観察で水場から下に降り、排水溝をくぐって林道の反対側に抜け、林道下側の斜面で採餌して排水溝を通って戻るということを繰り返していることがわかりました。
リベンジするべく、5月14日に再々訪問しました。 今回はじっくりキクちゃんを待てるように、いつになく早起きして出かけました。
天気は今一つの曇り空で、うっすらと靄もかかった中、林道を歩き始めました。時間のせいか今までと違って、オオルリやツツドリの声もあまり聞こえません。
そんな中前方でカサカサという音が。
木々の奥にイタチが居ました。
遠くの梢にはアオバト♂が
アオバトは声はよく聞くけれど、なかなか見つけられないのですが、この日は良く姿を見せてくれました。
水色の虹彩の色がとてもきれいです。
水場を目指して上り続けると、本日一番の驚きが・・・
『ヤマドリ』です。
1月に一度だけ別の林道で見たことがあったのですが、ここでも会えるとは。早起きの甲斐がありました。
ただ余りにも不意を突かれたので、写真はボロボロ。
ヤマドリ 林道を横切って斜面を登っていきました。
ちなみに1月のヤマドリは↓ こちらは夕方に見ています。
林道を登り続け水場にたどり着いて待っていると、現れたのは2羽のヒガラ。順番に水浴びをしていきました。
ヒガラ
その後はキクイタダキどころか、この前までかなり頻繁に顔を出していた、ミソサザイも現れません。
そうこうしていると、少し離れた辺りからツツドリの声がしたので、水場を離れて探してみることに。梢を見上げながら、20mほど歩いているとすぐ横で何かが動きました。
立ち止まるとすぐ横の倒木にこの子が登ってきました! ツツドリはあきらめてこちらに変更。
ミソサザイ
と思ったらすぐ近くにもう一羽、少し離れたとこにも2羽
ご飯を持ったお母さんも現れました。
一家で食事中だったようです。
水場に現れなくなったのは、巣から離れてヒナたちに給餌するようになったからの様です。
このまま、みんな無事に育って欲しいものです。
水場に戻ってしばらくつと今度はキセキレイが現れました。
結局キクイタダキは現れず、昼過ぎであきらめて引き上げることにしました。
すると林道を3分の1ほど下ったところで、またもや幸運が。
クマタカです。 割と低い所をゆっくりと数回旋回し向いの山の稜線の先へと去って行きました。
結局、本命のキクイタダキには会えませんでしたが、レアもの2種に会えて充実した鳥見となりました。