記念すべき1本目の記事は今までに会ったミソサザイについて書くことにする。
初めて会ったミソサザイ
昨年2月末、冬鳥を探しに行った林道で”チャッ、チャッチャッ”という声を聞き、林道下の斜面を探していると、アブラゼミをちょっと大きくした位の茶色いものが、林道の地面すれすれを横切り反対側の斜面に飛び込んだ。
枯草にあいた穴の中を覗き込んでみると… いた!
初めてのミソサザイ(2020/2/28撮影)
しばらく待ったが、藪のなかから現れず全身を写すことはできなかった。
初めて聞いたさえずり
ミソサザイに初めて会って1ヶ月半後、前回見かけた場所の近くにある小さな沢の方から、なんとも説明し難い複雑な鳴き声が漏れ聞こえてきた。足音を忍ばせてそっと沢のそばまで踏み入ってみると。
こんな小さな体から大きな囀り声が(2020/4/15撮影)
こちらは最近撮った囀り(2021/3/16撮影)
囀りに夢中でこちらに気付かないのか、気付いても気にかけていないのか、枝から枝、岩から岩へ飛び移りながら20分余り、沢の岩肌に響き渡る美しい声で囀り続けた。
(2020/4/15撮影)
林道のミソサザイ
定期的に行く低山の林道がある。特に鳥が多いわけではないが、ほとんど人がいないところが気に入っている。伐採作業をしている方以外は今までほんの数人にしか出会ったことがない。一方で、何か所かある水場の近くや、伐採された木材の上などでミソサザイが良く見られ、人よりミソサザイに出会う回数の方が多い。
(2020/5/27撮影)
(2020/6/2撮影)
(2020/11/9撮影)
(2020/11/9撮影)
公園のミソサザイ
12月に入ってから、近くの自然公園でもミソサザイを見かけるようになった。寒くなって山から低地へ降りてくるそうだ。50㎝以上の高さを飛んでいるところを見たことないのだが、本当にここまで山から移動してくるのだろうか。
公園内の5ヵ所で姿を見ているが、そのうち撮影できた3ヵ所はすべて別個体だった。
(2020/12/18撮影)
(2020/12/21撮影)
(2021/1/15撮影)
(2021/2/23撮影)
(2021/3/6撮影)
(2021/3/12撮影)
(2021/3/17撮影)