兄 | 3ho@blog

私には兄がいた。

今日、国家試験書類に戸籍謄本が必要だというので、取りに行ってきた。
これまで戸籍をじっくり見た事がなかった。

一人っ子だと思っていた。
が、一年早く生まれた「貴志」がいた。
でも彼は生まれて一ヶ月で亡くなっている。

ショックだった。両親からは当然知らされていなかったから。
両親の気持ちを思うと・・・号泣してしまった。

今思えば、よく仏壇に赤ちゃん用のお菓子が備えてあった。
(母はボーロが好きなんだなあと思ってた)
母が犬に「お前は生まれ変わりかもねえ」と話しかけていた。
(寂しいんだろうなあ。祖父の生まれ変わりと感じてるのかしらと思ってた)
寂しそうにナーバスになることもよくあった。
(父がいつも遅いし、寂しいんだろうなあと思ってた)
何でだろう、と思ってた。
私ったらただの馬鹿じゃん。呆れてものが言えない。

死因は知らない。
でも、今、この時代ならば生きることができたかもしれない。

私が知ったことを両親に告げるべきなのか、悩んでる。
敢えて知らされなかったことだから、私は知らないフリをしてるべきなのかな。
両親にとって辛い過去を蒸し返す必要はないのかもしれない。

もう少し、落ち着いたら話をしてみようと思う。
いや、自然にそんな流れがあるのかもしれない。
今は、ただお線香をあげて、手を合わせよう。

「今、知る必要があったから、知ったんじゃない?」
と言われた。そうだね、あっこの言うとおりだと思う。

生きられなかった兄の分まで生きなくちゃね。