先日、入学式の撮影に行った。
そのとき校長先生が新入生の子供たちにこのようなお話しをされたので紹介します。
このような内容であった。
入学おめでとうございます。
さて、皆さんはうさぎとカメの話を知ってますか?もちろん知ってますよね。
こつこつ努力したカメさんが勝ったというお話しですね。
それで、ここからが大事な話ですが、皆さんはこのカメになってはいけませんよ。
なぜでしょうか。
わかりませんか。
ではこのカメがしたことを考えてみましょうね。
カメはのろのろ遅れて歩いてゆくと、コース上にうさぎさんが寝てたのを見つけましたね。
このときにカメは自分が勝つことしか考えていませんね。
あんなに元気に走っていったうさぎさんが地面に横になっている。それを見て『もしかしたら体調を崩したのでは?』と心配しないカメ。
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健康な人が突然倒れる場合、貧血はじめ脳溢血あるいは睡眠時無呼吸症候群などが考えられます。
しかしカメは友達の身を案じるより、おのれが勝つことを選んだのです。
横目で見ながら行ってしまったのです。
これは自己中心主義といいます。
さて、もしも君たちが学校に来るときにお友達が路上で寝ていたらどうしますか?
皆さんは、まず『どうしたの。だいじょうぶ?』
このように相手の事を心配して声をかけますね。
勝つことも大事ですけれど、それにはまず人を思いやる心があってこそです。
思いは見えないけれどおもいやりは誰にも見えます。
東日本で大きな地震がありました。いま日本は助けあわないといけない時です。
では、このカメと真反対の人物を皆さんに教えましょう。
それは二宮金次郎です。
この学校の門を入ってくるときに二宮金次郎の銅像がありましたね。皆さん、保護者の方もご覧になりましたか。
なぜ多くの学校に二宮金次郎の銅像があるかご存知でしょうか?
それは彼が日本人の手本だからです。
柴刈り繩なひ草鞋(わらぢ)をつくり、
親の手を助(す)け弟(おとと)を世話し、
兄弟仲よく孝行つくす、
手本は二宮金次郎
二宮金次郎は疲弊した農民を救うために一生を費やしました。
高潔な生き方です。
彼が亡くなった時に残っていた財産はわらじ一足だけだったといいます。
ひとりひとりがこの学校の校門のところに立っている二宮金次郎のように人のために尽くす人間に育って行って下さい。
本日は入学おめでとうございます。