BLではないが、少し変わった青春ミステリー?もので最後以外は面白かった。45分×14話。

書道家の祖父を持つ主人公は勉強はできないが書道がとても上手い高校生。ある日、交通事故で昏睡状態に陥り、2年後に目覚めると人の執念が生み出した物体が見える不思議な能力を持つようになっていた。仲間と協力しながら執念をお祓いしていく話である。

まず書道を絡めたお祓い屋?という世界観が面白い。
基本コメディ路線で3話くらいで一つの執念を解いていく。執念を生み出す原因はいじめ、孤独、家庭内暴力など共感しやすく、きちんと現実的に謎解きされ、最後は書道で執念を成仏?させる。コメディながら主人公の友情、家族、将来の夢の話もあり切ない気持ちにもなった。……だが、13話の途中から唐突展開になり最終話14話は微妙だった。最後、一人の登場人物が複数の事件に関係することが分かるのだが、この人の動機が分からない。これまでの事件はきちんと説明があったのに、最後だけ良く分からず仕舞い。一応いろいろまとめて終わったけど、それまでが良かった分とても残念だった。

仲間はドジな女性警官と主人公とは犬猿の仲の医学生である。女性警官は相武紗季みたいで可愛い!彼らのちょっとオーバーな演技と3人の掛け合いが絶妙で面白かった。

本当、最後だけ微妙だったが全体的には面白かった。