ストーリーは大学の新入生と男性先輩が出会ってサーフィン同好会で時間を共にするうちに恋に落ち、トラブルが起きて離れるが愛を再確認するという超王道。なのに、俳優たちの演技と脚本、映像が良くて陳腐に見えなかった。ラストは無駄なくスッキリ終わって、この終わりかたは好きだった。
主役俳優の演技がとにかく上手い。特に新入生役のフレッシュで自然体な演技が良い。御曹司役の人も、表面上は明るいが心に傷があるキャラを上手く演じていた。
脇役も設定がしっかりしていてみな演技も上手かった。新入生の友達2人がめちゃくちゃ良い子で、友情の尊さに感動した。ライバル役の女先輩も嫌みはあるけど人を陥れるような悪どさはなく、話の良いスパイスになっていた。その他のキャラも無駄な人がおらず、各人の悩みや優しさに触れる深みのある話だった。
ドラマの中で「同性同士で良いのか？」「いいんだよ！」というやり取りがあり、同性愛はそこまで問題ではない。そのおかげで、主人公たちの純愛を素直に感動して見ることができた。
時々入る海の映像が美しかった。朝昼晩それぞれのシーンがあり、朝日を浴びてキラキラする海面、昼の青空の下の海、夜は暗くて静かな海と3種類の美しさを堪能できた。そしてサーフィンのシーンは迫力があった。やっぱり海はいいな。
見る価値がある良いドラマだった。