25分くらい✕8話。メインカップルは高校生。裕福な家庭だが両親、特に父親が厳格な葉広と料理店を営む母親と2人暮らしで、音楽留学を夢見る徐哲章。サブカップルもいる。彼らがそれぞれの事情を抱えながら互いに支え合い、夢に向かって進んでいく


ストーリーは投げっぱなしの設定やキャラが多かったが、一応最後まで辻褄はあっていた。
でも、メインの2人の等身大の高校生らしい、瑞々しい姿がとても良かった。主人公の葉広は受験に失敗したり、厳しい親に反抗できなかったりと完璧ではない。徐哲章は大人びているが、家庭環境のせいで自分の気持ちを圧し殺しているところがある。彼らが時折見せる屈託のない青年らしい笑顔がとても素敵だった。
最後、葉広は自分で進む道を決める。そばには支えてくれる人もいる。ラストの彼らの笑顔がまっすぐで眩かった。
また、徐哲章はバンドを組んでおり、ドラマで演奏するシーンも多く、どの歌も良かった。
ラブシーンはほとんどない。サブカップルのイチャイチャはある。

学園ものというと完璧設定なイメージか、底抜けに明るいかウジウジ暗いかという先入観があった。しかし、このドラマは全力で、だだ純粋に青春を生きるリアルな高校生を描いており良い作品だった。