以前旦那さんの実家の話を少ししましたが、今回はその実家の話をします。


旦那さんが長期連休の時、年末年始・GW・お盆の時は必ず実家に帰り5日間過ごしていました。


家は木造で古く、和室しかなく、キッチンも元は土間であったと思う、一段下がっての板張り。

部屋と廊下を隔てるのは磨りガラス(プラスチックになってる)で、襖の様に2枚ずつある。


この家で、帰った時に毎日、朝昼夕方問わず

玄関から突き当たりまで背の低い老婆(感覚的に老婆と認識)の影が歩く

必ず玄関から突き当たりまで行くけど、玄関に戻る事はない。

この人は、ただ玄関から突き当たりまでを歩くだけで、なんにも訴えて来ないから放置してた。

この老婆は嫌な感じも悪意も感じないから、旦那さんの祖母ではないか?!と思う。



田舎に帰ると、旦那さんは雨以外は毎日堤防に釣りに行く。

朝食後からお昼頃までと、午後3時頃から5時か6時頃まで。

田舎だから、夕方になると   夕焼けこやけ  が流れて、それを合図に片付けて帰る。

1度だけ、夕方過ぎても帰って来ず、辺りは暗くなって、晩ご飯の準備をしてる時

玄関の開く音がして、廊下を歩く  どんどんどん  という足音

が聞こえ「やっと帰って来た」と思っても、旦那さんの声も聞こえないし、居間に確認に行ったら誰も居なかった

娘と二人で

「今、足音聞こえたよね!?」

「うん。聞こえた!」

「誰も居ないけど、誰が帰って来た?!」

「分からない」

「ドッペルゲンガーで足音だけ先に帰ったのかな!?」

などと話をしてる時に

「ただいま。遅くなった。暗くなって見えなくなって帰って来た」

と、旦那さんの声がして姿を表して  

なんなんだ!先の足音は!?

と思いつつ「お帰り」と何事もなかった様に接したのです。


家が古いと何かがあるのかも。