25年かけて男3人を育ててきたが、「なんかもっとやれることがあったんじゃないか・・・」って思うことがあるなぁ。

 基本的に放任主義であれこれ言わずに育ててきたが、それでも横にそれることなく、3人共大学まで進みました。

 放任主義といっても「なんでもOK」ではなく、「最低限の決め事」を作って、「子供が自発的にやりたいことはやらせてあげる。」といった感じの育て方をしてきました。

 例えば、「喧嘩するな」ではなく「相手が手を出すまでは手を出すな」「相手の戦意が無くなったら喧嘩は終わり」「自分より弱い奴は相手にしない」といった感じで、良いか悪いかではなく、「どんなことにもルールがあるから、その範囲の中で行動しろ」的な感じで教えてきました。それでも喧嘩するからには学校に呼び出しをされることもありましたが、その時は「なぜ喧嘩になったのか」をちゃんと聞くようにしていました。

 例えば、「上級生3人に呼び出されて喧嘩になった」→「相手が先に手を出した」&「上級生で複数人相手」=「正当な理由」なので、答えは「手加減してやれ」でした。

 こんな感じで、「なんでもダメ」というよりかは「今は喧嘩していい状況か、どこまではいいのか」を自分自身で考えるようになり、加減を知ることも覚えるようになったと思います。

 この育て方が良いか悪いかは人それぞれの考え方だと思いますが、全てを否定するよりはええんちゃう?