富裕層ってどんな人をイメージしますか?

 

株式会社野村総合研究所の集計をもとにすると、富裕層の定義は下記のとおりです。

預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する

金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた「純金融資産保有額」を基に、

純金融資産保有額が5億円以上の層を「超富裕層」、1億円以上5億円未満の層を「富裕層」、5000万円以上1億円未満の層を「準富裕層」、3000万円以上5000万円未満の層を「アッパーマス層」、3000万円未満の層を「マス層」と定義。

同集計によると、2021年の日本における純金融資産保有額別の世帯数は超富裕層が9.0万世帯、富裕層が139.5万世帯のようです。(総世帯数5,413.4万世帯)

近年株高が続いていますので更に増えていると思いますが、日本には2021年時点で富裕層以上の世帯が約3%あるようです。

 

私自身はかつて富裕層とは、大きな家に住み、高級車に乗り、ブランド時計やアクセサリーを身につけていて、職業は実業家や大企業のエリート会社員、医者、弁護士などの専門職の方やその配偶者というようなイメージを持っていました。

ただ私の周りのそういった方々をみていると、収入は高いのにお金に苦労している人が多いことに気づいてきました。

反対にお金にあまり苦労していない人(自分で自分のことを富裕層という人はなかなかいませんが)は外見は地味で生活も質素な人が多い印象も感じていました。職業も1人経営者や普通の会社員といった方が多いです。

ただこれは私の生きてきた狭い社会の中でのイメージだったので、あまり確信を持てていなかったところもあったのですが、

1冊の書籍との出会いが私の価値観を確信に変えてくれました。

・となりの億万長者(トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ)

書籍の中で、「資産」は「所得」と同じではない。金持ちになるのに幸運、遺産、高学歴、頭の良さは条件ではない。勤勉、我慢、計画性などのライフスタイルから、資産は形作られていく。そして自分を律する強い精神力を持つことが何よりも重要というようなことが書かれています。アメリカの億万長者について書かれた書籍ですが、基本は日本と一緒だと思います。

【資産を築く成功の秘訣(一部抜粋)】

・ものを買って見せびらかすよりも、将来値上がりしそうな資産を所有することを選ぶ

・収入よりはるかに低い支出で生活する(倹約家である)

・資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している

 

私のような平凡サラリーマンが1代で富裕層を目指そうと思えたのも、この書籍との出会いが1つのきっかけになったと思っています。非常にシンプルで誰にでも再現性があり、富裕層を身近に感じるとともにとても好感が持てました。

私が富裕層を目指す一番の目的は「会社に縛られない資産」を築くことで、本当の意味で自分や家族の選択肢を増やすことができると信じているためです。

富裕層になって派手な生活をしたいわけでもなく、今の生活水準を変えたいわけでもありません。

今の仕事は好きですし、体が許す限りは何かしらの仕事はしていた方が心身の上でもプラスになると考えていますが、サラリーマンには自分では回避する事の出来ないリスクもたくさんあります。そういうリスクに直面することを常に視野に入れ、目先のお金に縛られ、やりたくもない仕事や会社に固執しなくて良い選択肢を準備していきたいと考えこれまでお金や投資に向き合ってきました。

目的を達成し自分の選択肢を増やしたうえで、チャレンジしてみたい夢や仕事を考えている時間がとても幸せを感じます。

これからもこつこつと目的達成に向け取り組んでいきます。同じような目的をお持ちの方はぜひ一緒に頑張りましょう。