将来、自分の子どもへお金や投資の考え方を伝えたいというのが、私がブログを始めた1つの理由です。

私自身、学生時代や社会に出た当初は投資について考える機会はありませんでした。

学校を卒業して有名企業へ就職し、一生懸命働いていけばお金の心配はいらないという程度にしか考えていませんでした。

私が就職活動をしていた2000年代前半は買い手市場でしたが、幸いにも希望する企業に就職でき人生安泰だと楽観的に捉えていました。

しかし実際に働き始めてからは、配属ガチャのハズレ、職場や取引先との人間関係など嫌という程現実の厳しさに直面し、この先何10年もこのような環境で働き続けることができるのかと毎日悲観的になっていきました。

そんな心境を抱えていた時に、本屋で投資に関する本を手に取るようになり、お金自身にも働いてもらうという考え方の重要性を少しずつ認識し自分で勉強をはじめるようになっていきました。

私が投資に興味を持ち始めた当時は、投資や資産運用について周囲に話をできる人がいなかったため、自分で勉強して投資をし、失敗を重ねていくことの繰り返しでした。今の投資スタイルにたどり着くまでにかなり遠回りしてきたと感じています。

現在もまだ資産形成期ではありますが、お金がお金を生む土台が作れたこと、投資対象が明確になったことにより精神的にかなり楽な状況になりました。精神的な不安が無くなると、不思議と仕事や生活も好循環に回っていくものですね。

 

このような自分自身の経験から、子どもには社会に出る前にお金や投資に関する考え方を身につけてもらいたいと考えるようになりました。私はお金に対する知識を身に付け、お金がお金を生む環境を作るのに約20年程の時間を要しましたが、子どもにはできるだけ早い時期から投資を身近なものとして感じて欲しいと思っていました。

健全な投資で資産形成を目指していくには、元本・利回り・年数の3つを味方にするしかないと考えています。

現在子どもは14歳のため、元本は少ないです。利回りは手数料の低いインデックス投資を選択すれば年平均で7%程度。これで十分だと考えています。将来十分な知識を身に付け、経験を重ねてより利回りの高い不動産などにチャレンジするのは自由ですが、リスクも高くなってしまいます。そして何より若い人にとって大きな力を発揮するのが年数です。

最近子どもとも話をし、お年玉などで貯めていた普通預金をインデックス投資で運用することに決めました。

はじめに話をした際、投資について教えて欲しい言われて嬉しかったです。

親任せにするのでなく、主体的に自分の証券口座で自分のお金を運用していくことで、投資というものを身近に感じてもらえればと感じています。

学生時代から投資を通してお金との付き合い方を学ぶことで、これから進路を選択する際の視野が少しでも広がってくれれば何よりです。