元記事:https://3di.work/syukyaku/attracting/marketing/position/

 

 

 

知ってましたか?

美容サロンと呼ばれる業態はコンビニよりも多いそうです。

 

業界は同じでも、お客様に選ばれる基準はみな違います。

 

ネイルサロンやマツエクサロンだったら

別に近所のサロンへ行ってもよいではないですか?

でも、駅をいくつも越えて、お気入りのサロンへ行くわけです。

私は、美容業界ではない業界にも居たことがありますが、

これはどの業種も全く同じです。

私がお店を経営していたころも、

他県から車を飛ばして利用するお客様が数人居ました。

価格(お金の問題)でもないんですよね。

そのお客様の近所に20件以上の同じ業界のお店があるにもかかわらずです。

 

何故だと思いますか?

 

ターゲットというのも間違いではないのですが、

同じサロンでもターゲットが違うと思います。

しかし、それは本当のターゲットなのですか?

ということです。

 

何を言いたいのかと言うと、

お店が考えているターゲットと

お客様が求めている価値(バリュー)

は本当に合っているのか?ということです。

 

 

ある美容サロンの悲劇

 

ある美容サロンのお話です。

 

お店のコンセプトやターゲット、価格帯は

F2層(35歳から49歳までの女性のこと)なのですが、

お店のエリアは

若いF1層(20歳~34歳の女性)が集まる場所なわけです。

 

 

F2の人達はわざわざ、若い人向けのショップが多く、

ガヤガヤしている場所に行きませんし、

そのエリアで買い物もしません。

欲しいものもありません。

F2層は、そこそこお金も余裕ですので、

それなら多少高くても

自分の価値観似合いそうな美容サロンへ行くわけです。

子供も大きいので留守番は一人でできるでしょうし、

一般的にはF1層よりも自由な時間はあるはずです。

 

 

つまり、

 

 

お店のターゲットとお客様の価値基準が違う

 

 

ということです。

 

 

お店とお客様が合わない(エリアとコンセプト)

 

価格帯やメニューで見ていきましょう

価格帯もチグハグなのです。

F1層の背景は

学生や新社会人、既婚者なら子供はまだ幼稚園か小学生なわけです。

お金もそんなに余裕があるわけでもありません。

アルバイトや正社員でも給料がこれから上がる世代です。

出産や結婚などで家を買った人もいるかも知れません。

その背景を考えると、こんな感じではないでしょうか?

 

お客様の価値は

 

「安い」

 

「値段以上に上手でお得」

 

「お店の内装はそこそこでも許せる」

 

 

でもお店は

 

「高単価」

 

「サービスが過剰」

 

「ラグジュアリーな雰囲気」

 

を求めてしまっているわけです。

 

 

エリアとコンセプトが全く合っていないんです。

 

 

残念ながら、このお店は今年閉店しました・・・。

 

 

あれ、なんで場所が良いのにお客様が来ないんだろう。

 

となるのはお店とお客様の価値観の相違かもしれません。

 

即、再考が必要です。

 

 

もうお店も出しているし、どうしたら良いのか?

 

高いお金をかけて

間違ったエリアですでに

出店してしまっていることに気づいているなら

ポジショニングを分析してみると良いです。

今のエリアでこの分野だったら1位に

なれる!!というものを見つけるのです。

もしかしたら、コンセプトを崩す必要も出てくるかもしれません。

 

ポジショニング分析

サロンのポジショニング分析をめちゃくちゃ簡単にすると、

2つの軸で分析できます。

この2つでポジショニングマップを作成して

縦軸、横軸で、いま自分のお店がどこの位置なのか知りるのが

はじめの一歩です。

 

自分のサロンと競合他社のサロンは業界の市場で、どの位置にいるのか?

=マーケット・シェア

例)高級志向、安売り志向、カジュアル、フォーマルなど

近隣の競合店を調べ上げないといけませんね。

 

自分のサロンに対して、ターゲットとするお客様のイメージは? 

=マインド・シェア

例)効果がある、効果がない、すぐ落ちる、長持ちするなど

口コミの分析だったり、

自分のお店のお客様にアンケートをとるのも良いかも。

 

色々やっているのにおかしいなと?と思ったら

ぜひ試してみましょう。

 

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