前置詞



 私は 行った
= I went.



 第一文型だから 文としては これで一応完成していることになる でも 意味としては何か不足している


 「どこへ?」と聞き返される前に 意味を付け足さないと




駅へ行った

= I went to the station.




「どこどこへ行った」の 「へ」は to + … だね


英語では 前置詞以下で情報を付け足す


前置詞は 日本語の「助詞」と思えばいい




私は 引っ越した

= I moved .



これも 「どこへ」 という情報が欲しい



私は 東京へ 引っ越した は

= I moved to Tokyo .



だね



 
 





問題 英訳して


 彼はボールを投げた

= He threw a ball.




これに 「私の方へ」 という意味を付け足したければ




He threw a ball ( ) me.










答えは to


He threw a ball to me.






to

= 「…の方向へ」


to は方向を表現する前置詞





駅への道

= the ( way ) to the station





平和への扉


= the ( door ) to peace





彼へ手紙を送る

= ( send ) a letter to him





すべての年齢の人へ開かれている

= It is ( open ) to all ages.





駅へ急ぐ

= ( hurry ) to the station









構文


 be + to 動詞  という構文がある


直訳すれば 「…する方向にある」


 He is to arrive tomorrow.

= 彼は明日到着する方向にある ( する予定 )



 客観的って言うか 話し手の主観や判断をはさまない言い方だ


 政治家の 「善処する方向で」 みたいな言い方だけど


 公式の場では好まれる表現らしい



使う場面によっては 「やる気あるのか?」 なんて突っ込みを受けそうだけど

「責任回避だ」 なんて言われる事は無いのかな?