最近では、当たり前のように3次元CADデータが
受け渡しされていますが、送り手と受け手の
3次元CADシステムが違うということは多々あります。
例えば、大手企業では高額なハイエンドの3次元CAD
に対して、中小企業ではミッドレンジの3次元CADを
使っているということがあります。
その場合、ネイティブデータ(それぞれCAD独自の
データフォーマット)を相手のCADシステムで開くことは
できません(後で説明する3の場合はできます)。
ですから、相手に3次元データを渡す場合には、
相手の3次元CADで開けるデータに変換しなくてはなりません。
異なる3次元CAD間でデータをやり取りする方法には
いくつかありますが、代表的なものとしては
以下になります。
1.標準フォーマットによるデータ変換
2.カーネルによるデータ変換
3.ネイティブデータによるダイレクトな変換
になります。
1の標準フォーマットですが、中間ファイルとも言われ、
代表的なものとしては、『IGES』と『STEP』があります。
IGESは、2次元データから3次元データ、アセンブリデータまで
扱うことができ、多くの3次元CADで入出力できる機能として
採用しています。
ファイルの拡張子としては、”*.iges”や”*.igs”が
用いられています。
STEPは、3次元データだけではなく、製品のあらゆる情報を
表現するためのデータフォーマットです。今のところは、
3次元CADデータ交換の部分しか使用されていません。
ファイルの拡張子としては、”*.step”や”*.stp”が
用いられています。
STEPでは、分野ごとに表現方法を規定しています。
この規定をアプリケーションプロトコル(AP)と言います。
3次元データ変換ではAP203(形態管理された3次元モデル)や
AP214(自動車業界向け)が主に用いられます。
IGESとSTEPどちらが良いのかと聞かれると、
時と場合によるとしか答えられませんが、
僕の経験上、STEPの方が読み込み時のエラーが
少なかったです。
また、3次元データをソリッドで使用したい場合は、
STEPをオススメします。
次に2のカーネルによるデータ変換ですが、
カーネルとは、3次元CADの核となる部分で、
3次元形状を描いたり、変更したり、消したり
などを行う部分になります。
汎用的なカーネルの代表されるものとしては、
『Parasolid』や『ACIS』などがあります。
受け渡しをする3次元CAD同士が同じカーネルを
使っていれば、カーネルが処理を担当している
部分に関しては、ほぼ確実にデータを受け渡す
ことができます。
しかし、3次元CADが独自で付加している
属性情報(注記など)はデータ変換することが
できません。
次に3のネイティブデータによるダイレクトな変換
ですが、これは送り手のネイティブデータを受け手が
読み込むときに直接変換します。
多くの3次元CADでは、オプションでこの機能を
付けています。
例えば、SolidWorksにCATIAやPro/Eのネイティブデータを
読み込むことができたり、出力することができます。
結構このオプションはいいお値段がします^^;
これらのように、データをやり取りする方法には
いろいろありますが、まだまだ確実に受け渡しが
できているということではありません。
受け取った側でうまく開けず修正にかなりの時間を
使っているのが現状です。
これらも、三次元データを作る送り手と受け手の
知識を上げることでかなり減少されると思います。
このブログでは、三次元データに関する知識を
いろいろとお届けしたいと思っています。
ここまで、読んでいただき
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