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(その1) はこちら
華強北(ファーチャンペイ)の電気街は中国屈指の電気街として有名です。中国にある秋葉原の電気街というのが最もわかり易い表現といえるでしょう。PCやスマートフォンなどのデジタル家電製品を中心に、その周辺機器やパーツが華強北のそこかしこの建物で売られています。電気街エリアの広さは定かではないですが、秋葉原の10倍くらいあるかもしれません。
AppleやLenovoといった大手メーカーの製品もありますが、山塞と呼ばれるコピー商品も数多く売られてます。山塞は日本ではコピー商品として、悪名高いですが、単なるコピーではなくオリジナルの機能を付け加えたものを指します。山塞ならではの機能として、知られているのはスマホのデュアルSIM端末。
コピー商品が沢山売られているから、深センの人たちがみんなそのコピー商品を使っているというと、そういうわけではありません。街を見ると、みんなiPhoneやGalaxyの最新機種を使っていました。メンツを大事にする中国人は、むしろブランド力のある商品を好んで使います。
では、山塞を買っているのは誰なのか?深センに住んでいる人の所得は中国内ではかなり高いので、おそらく中国内の所得の低い地域へと卸されていくのでしょう。また各所でターバンを巻いた中東系のバイヤー(っぽい人)が見かけられました。所得の低いアフリカの国では価格の安いコピー商品が必需品になっているので、そういったバイヤーによって中東やアフリカなどに卸されてゆくこともあるようです。
また部品の流通が豊富な華強北ならではの、面白さもあります。それは、注文すると目の前で選んだパーツをアセンブリしてくれるところ。リチウム電池の容量や、タブレットの外装部品など、部品の中から選んでその場で組み立ててくれます。
世間的には、コピー商品けしからん、というのはあるのですが、だからこそ見てみたいというのも人間の心理かなと。そして、それらのコピー商品である山塞も単なる劣化コピーでなく、独自の機能が付け加えられていて、中にはオリジナルに取り入れてほしい機能もあったりします。そうったオリジナルとの比較も、旅行の立場から見ると楽しい要素だと感じました。
また、プロトタイピングをする面からすると豊富な種類の電子部品が、いつでも安価に手に入るのは天国のようです。既製品の調達性だけでなく、日本だと2週間かかる基板の試作が1日で出来たりします。午後に訪れたHAXが拠点を深センに置くのは、本当に合理的だと思いました。
その9へ続く
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