Replicator(Original)のY方向の造形ズレを直す その1 | 3Dプリンターにバンザイ

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購入後2年になる我が家のReplicator(Original)。

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Replicator(Original)

その後、repliatorも代を重ね5th generationと呼ばれるマシンが発売されメーカームーブメントの波によって、様々な3Dプリンタが発売されています。

製品として成長期にある個人用3Dプリンタの性能向上は著しく新しいマシンは、高精度で簡単に造形を行ってくれるようです。

しかし、マイマシンReplicator(Original)もまだまだ現役で活躍してくれねば困る!
ということで、iPhone6ケースの3Dモデリングを行った後Replicator(Original)で造形を試みましたが、何度やっても失敗してしまう。

最初はなぜ失敗するのか分からなかったのですが、造形中にY方向にずれが生じてしまっていました。

真ん中に設定しているデータなのに手前にほうにズレてしまう

エクストルーダーがY方向(正面に向かって奥行方向)に移動するたびに少しずつ正しい位置からずれ、当然データ通りに正しく造形されません。高さ方向にまっすぐの円柱を造形しようと思うと、ピサの斜塔みたいに斜めになってしまうようなイメージです。

この原因はなぜかという、いろいろマシンをいじくりまわしました。ベルトが経年劣化を確認したり、グリスを縫って滑りをよくしたり、モータを調べてみたり。。。

ようやく分かったのが、エクストルーダーをY方向に動かしているロッドがたわんでしまったせいで、Y方向への動作に通常以上に力が必要になっているのが原因っぽそうだということでした。

そこでReplicator(Original)を分解して、ロッドを取り外してみることに。

Replicatorの右側面のねじを全て外して、右の壁を取り外す

取り出したロッド×2がこちら。写真だとわかりづらいけど、
撓んでます。スムーズに転がりません。


撓んでしまったロッドはもとにもどらないので、ロッドを交換することにしたのですが、これがまた結構大変でした。(つづく)