私の親には、入院中のすーちゃんの世話を頼んでいた。

姉たちは、小さな子供と同居の家族がいた。

旦那は…すーちゃんが誕生したときから今まで、世話という世話はしていないので無理だろうと思った。

義母は看護師をしているので夜勤もしていることもあって、考えてお願いすることにした。




娘の世話で必要なものを姉が産婦人科から持ってきて、足りないものは買ってきてくれた。


(産婦人科での用意されていた私の昼食は荷物を取りに行った際に姉が平らげました。笑)




娘も寝ているし、なんとなく落ち着くと先生が入院の同意書のようなものを持ってきた。



サインをしようとしたとき、初めて病名を見た。




病名:先天性喉頭軟化症の疑い





私は、やっぱり病気だったんだと思った。
大丈夫ですよ。と言って欲しかった。



その思いとは裏腹に、様子をみなければ分からない。このまま変わらないかもしれないし、もっと悪化する可能性もあると言われた。




私は本当にいつまでもそばにいたかったけど、産婦人科に戻ることになった。




病室に戻り、姉も帰っていった。



私は一人で泣いた。




誰もが思うであろう、なんでうちの子が?という気持ち…


私の妊娠中の行動か産んだときが悪かったのかなという自分を責める気持ち…


なにもできない自分がもどかしい気持ち…


これから娘は病気とどう向き合って、私達はどうすればいいのか不安な気持ち…


皆に心配&迷惑をかけて申し訳ない気持ち…



一人で個室のベッドで考え泣いた。





少し経つと、助産師さんが個室に来た。




私は涙を拭き、できる限り大丈夫だという顔をしたつもりだった。




「お母さん無理しちゃダメだよ。産後はただでさえ情緒不安定だから気丈な人も涙が出てきたりするんだよ。赤ちゃんも頑張ってるからね!…でも辛いよね…」
と言われた。



我慢出来ず、涙が溢れ出てきた。




「本当は夕飯はみんなで食べるんだけど、ここで食べる?」
と言ってくれた。



他のお母さん達と顔を合わせたくなかった。



頷くと、
「母乳を出す為にしっかり食べなきゃダメだよ」と言って出ていった。




夕飯前に、携帯で言われた病名を検索した。