岡山県のデイサービスセンターに勤務していた介護員の男性が、うつ症状を発症して自殺したのは職場での叱責が原因、という判決が岡山地裁で下されました。
この男性は、指示役の立場にあった人から、過去の失敗を持ち出されて叱責されたそうです。
この行為は、「相手の能力や精神状態を考慮しないもので、障害を発病させるほどの行き過ぎがあった」と認定されました。
そして、センターを管理する法人に、慰謝料など5千万円を支払うよう命じられました。
-------
このように、従業員がうつ病などを発症して自殺に至ってしまい、それが労災認定されて、企業側に多額の賠償請求を求められるケースが増えています。
そして、その原因はパワハラにあることも多いのです。
パワハラは、従業員の問題、管理職の問題だけでなく、企業としてのリスクマネジメントの観点からも重要な問題です。
なにより、人が自殺をすることはとても悲しくて残念でなりません。