心のストレッチ | ストレスからフリーになろう!~職場ストレスの相談窓口~

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あなたには苦手な人がいますか?

こちらが「なんかこの人苦手だな」と感じていると、それが知らず知らずのうちに態度に出てしまいます。
それを相手が感じ取って、その気持ちが態度に出ます。すると、自分も「やっぱりこの人苦手…」と感じる。そんな悪循環に陥ってしまうことがあります。

そうやって、お互いに壁を作ってしまったり、感情的なしこりを残してしまうと、それを改善していくことはなかなか容易ではなくなります。

それでは、そのような関係に陥らないようにするにはどうしたらいいでしょうか?

キーワードは「心理的な柔軟性」です。

たとえば、相手が前に言っていたことと内容が変わったとき、「コロコロ考えが変わって!」と決めつけるのではなく、「なにか状況が変わったのかな」「相手に何か事情があったのだろう」と思いを巡らすと、少し相手を許せるように感じます。

「なかなかそうは思えないよ」と思われるかもしれませんが、これは体の柔らかさと同じで、心も柔らかくしていくことができるのです。体のかたい人でもストレッチを続けることで、やわらかくなるように。

じゃあ、心のストレッチでどのようにすればいいのでしょうか?
1つの方法としては、イラッとしたとき、カチンときたとき、その感情をそのまま相手にぶつけてしまうのではなく、少し時間を置いてみることです。
メールを返すときも、すぐに返すのではなく、時間を置いてみる。そうすると、ちょっと冷静な文章を書くことができます。同じく、電話をするときでも、なぜ相手はそのようなことを言うのか考えてから電話をしてみる。
そういうことができるようになったら、面と向かって話をするとき、何か言いたくなるのをこらえて、相手の言うことをじっくり聞いてみましょう。反論する代わりに、どうしたらいいか、どうしてほしいかなど質問してみます。素直に聞いてみると、相手も少し気分が良くなって、態度が柔らかくなります。

こういうことをしていくと、自分の感情をそのまま出してしまう前に、だんだんと自分でコントロールできるようになってきます。心の柔軟性が高くなっていくのです。