「部下キラー」というと、おそろしい響きがありますね。
「AERA」に載っている記事ですが、大勢の前で部下の人間性を否定するなど、部下を潰してしまう上司を「部下キラー」と呼んでいます。
部下の側からすると、それによって精神的に行き詰まってしまい、適応障害になるケースもあります。
いままでカウンセリングなどで見てきた例から考えると、このような場合、上司自身がストレスコントロールをできていないことが多いです。
その上司も、いわゆる中間管理職で、その上の上司との関係でストレスをためています。また、上司になるほど、目標数値のプレッシャーや内外の関係者との調整に忙殺されることもあります。
そのようなストレスに上手に対処できのいと、どこかにストレスの捌け口を求めます。その対象が部下になりやすいということです。
部下の側からすると、上司を選ぶことができないことも多いですから、そのようなときはどうすればいいのでしょうか。
1つには、上司をすべて正しいと思わないことです。上司ですから、立てる部分は必要でしょうし、能力面で高いものを持っている部分もあるでしょう。
しかしながら、1人の人間ですから、間違えることもありますし、いつも正しいことを言っているわけではありません。
部下は上司の手足ではありません。一個の人間なのですから。
たまたま職場で上司と部下の役割を担っているに過ぎないのです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130628-00000000-sasahi-soci