弊社ではサーバーはもちろん、NAS等をご提案させていただく場合でも、
合わせてUPS(Uninterruptible Power Supply)もご提案しています。
ではこのUPS、実際どれほど活躍してくれるものなのでしょうか。
今回はその活躍ぶりを調べてみました!

【UPS (無停電電源装置) 】
そもそもUPSが何かと言うと、
停電などで接続機器に対する入力電源が切断された場合、
接続機器に停電することなく電力を供給し続ける装置のことです。

簡単に言えば、パソコン用のバッテリー!

またサージ保護機能や、接続機器の自動シャットダウン機能が
あったりとするタイプもあります。

いずれにせよ停電等から接続機器を守ったり、
データ損失を防いだりとすることを目的とした装置となります。


普段はただの箱…堅物…。
そして中身は電池(バッテリー)のため、図体に比例してどんどん重たくなります。
ですがその重さに比例し、対応できる時間もどんどん長くなります。

重さを見てみると、有名なAPCの装置では・・・
185ワットタイプ >>> 約3.7kg
330ワットタイプ >>> 約7.05kg
720ワットタイプ >>> 約12.7kg

と、バッテリーに比例してどんどん重くなっていることが一目瞭然です!

ではこんなに重たいバッテリーが、
非常時にどれだけ電源を供給できるか見てみますと・・・

185ワットタイプ >>> 約3.7kg

330ワットタイプ >>> 約7.05kg

720ワットタイプ >>> 約12.7kg


と、このようになっています。

なお携帯電話のバッテリーが年数が経つにつれ、
その持ちが悪くなる現象は、ほとんどの方が体験済みだと思いますが、
この装置にも同じ現象が起きます。

長期で使用している場合、そのバッテリーが役に立たなくなってきます。
これは実際に停電時に使用したかしていないかは関係ありません。
したがってある程度の年数を経過した装置は、
そのバッテリーを交換するか、
装置そのものを買い替える必要がありますのでご注意ください。

最後に、電力を供給する方法には一般的に3種類あり、
使用環境や求められる信頼性により選択することがポイントです。
そこで給電方式について調べてみましたので、参考にされてください。

◆常時インバーター給電方式(オンライン方式)
1次側からの商用電力(AC)をコンバーターで直流(DC)に変換。
バッテリーに蓄えた直流をインバータで再び
交流(AC)に変換して負荷に電力を供給する方式。

[メリット]
・1次側が停電、サージ、サグ等の電源障害が発生しても、
 無瞬断で電源を供給出来る。
・変動の激しい1次側電源電圧があっても、
 常にバッテリ出力の為、一定電圧の電源を供給できる。
[デメリット]
・他方式と比較すると部品点数が多いため一般的に高価である。
・AC⇒DC⇒AC に変換する為エネルギーロスが他方式と比較すると多い傾向がある

◆常時商用給電方式
通常は1次側からの商用電力をそのまま出力し、
停電などのトラブルが発生した毎にバッテリ運転に切り替え出力する方式
電源トラブルの検知⇒インバータ起動⇒出力となるため
切り替え時間(10ms程度)が発生する。 

[メリット]
・1次側電源トラブルに影響を受けず通常は商用電力を直接供給。
 その為エネルギーロス少なく省消費電力に効果あり。
・部品点数が少なく故コストが抑えられ、
 同容量で他方式と比べた際、筐体をコンパクトに出来る。
[デメリット]
・入力電圧の変動がそのまま出力される点。
・1次側電源電圧の変動範囲がインバータ方式と比較し狭い
・切り替え時間が10ms程度発生するため、他方式と比較した場合信頼性が低い

◆ラインインタラクティブ給電方式
基本構造は常時商用給電方式と同じ。
通常時は商用電源にフィルタを掛け
きれいな電源をスルーで出力しながらバッテリにも充電。
入力電圧の低下/上昇時には、出力電圧安定化機能により、
昇/高圧し、適正電圧に近づけることができる。
通常運転時にもインバータを介しているため、一般的に
切り替え時間は2-5msec程度で正弦波出力の製品が多く
常時商用供電方式より信頼性が高い。

[メリット]
・一般的に常時インバータ給電方式よりコストを抑えながら、
 サーバー保護にも十分実績がある電源精度を持っている。
・部品点数が少なくコストが抑えられる事と、
 同容量で他方式と比べた際、筐体をコンパクトに出来る。
[デメリット]
・1次側電源の不安定な地域やサイトでは、
 頻繁にバッテリに切り替わり、バッテリの寿命や動作の安定性に影響する。
・極短時間だが切り替え時間が発生するため、
 電源にシビアな機器によっては適正でない場合がある

[文責:赤塚]