キッザニア東京ではたらく愛娘の姿に感涙 | まとまりのないブログ

キッザニア東京ではたらく愛娘の姿に感涙

4歳の愛娘は、もうすでに3度目の訪問となるキッザニア東京に、初めて同行した。

思いがけず、ショッピングモールの中に広がる子供たちが主役の街に圧倒された。まず初めに立ち寄った三井住友銀行では、玄関から先、子供しか入店が出来ない。入場後わずか5分後の感涙だ。

4歳の愛娘が、今月で4歳になる友人の女の子と、ふたりで銀行に口座を開きに入るのである。この年齢まで育つ間に、どれだけ世話を焼き、何をするにも保護者としての務めを放棄した覚えはない。

それがあろうことか、子供だけで銀行で口座を開こうというのだから、この衝撃たるやなまなかでない。


八百屋で野菜の試食を勧めながら販売し(そして食べ)、ソフトクリーム屋でアイスを作り(そして食べ)、パン屋でパンを焼き(そして食べ)、クッキングスタジオで粗雑なアドバイザーに負けずオムライスを作り(そして食べ)・・・

食べてばっかりじゃないか!というツッコミを甘受しつつも、立派に仕事をこなしていた。

そしてランチ後には、はとバスのバスガイドを4歳の女の子ふたりが立派に務め上げ、さらに集英社のパビリオンでは眠い目を擦りながら必死に漫画のベタ塗りをした。それら全ての仕事ぶりにいちいち涙を流し、各パビリオンから誇らしげに出てくる愛娘の頭を撫でまくっていた。


例えそれが、大人たちのサポートを受けながらの仕事であったとしても、人間誰しも初めての仕事は人に支えられながら行うものだ。「仕事」が、高校生、大学生のアルバイト、ましてや大学卒業後の就職時ではなく、子供の頃から体験できることは本当に素晴らしいことであると運営者の想いに共感した。

また、各パビリオンを出展している企業も、将来的なリターンを見込んだものや、企業イメージの向上といった狙いがあったとしても、本当に素晴らしい企業活動であると、いつになく好感度を高めた。