北朝鮮のミサイル発射 | まとまりのないブログ

北朝鮮のミサイル発射

かなり注目しています。

朝からニュースに釘付けであります。総合して思うに、今回の北朝鮮のミサイル発射に至った理由は大きく2つで、瀬戸際外交を続けてきた結果の外的要因、それと、北朝鮮国内における内的要因が考えられます。で、私思うに、今回の一連の流れはこの内的要因というのが大きく関わっているように思えてなりません。北朝鮮軍部の中枢を中心とした強硬派の動きを、最高意志決定者であるハズの金正日、ならびに穏健派の幹部たちが抑制できなくなってきているのでは、と想像してしまいます。


数年前までの北朝鮮の外交政策は瀬戸際なりに狙いがはっきりしていたように見えるのですが、今回ばかりはテレビに出ている評論家の皆さんの言う「アメリカとの対話をしたい」という北朝鮮の目的に本当に適っているのか疑問が残ります。


各国への影響もどうでしょうか。まず中国ですが、表向きの発表の裏に何かしら対米、対日政策上のメリットがあり今回のミサイル発射を実は影で支援(歓迎)している。なんてことがあるのかを想像しますが、ほぼありえませんね。あるとすれば日本向けに韓国竹島周辺の調査船と並行してのかく乱工作でも演出したか、ということですが、可能性はかなり低そう。ロシアはどうでしょうか。ニュースを見ていると結構、ロシア領海近くに打ち込んでいるようですが、事前の報告などモスクワ向けにしていたりするのでしょうか。気になります。基本的にロシアは隣国の危機といえど、万一、戦争でも始まったところで静観し、石油高騰、武器輸出などで儲かればいいや。という程度の話なのでしょう。


そんな中で何故、今ミサイルを発射したのか、ともう一度考えてみれば、北朝鮮内部のかなり視野の狭い強硬派の意見を採用せざるを得なかった。というのが妥当な線に思いますが、もう少し怖い想像をすると核弾頭の搭載を前提にした実験を何かしらする必要があって行った。とか、特別な発信機を目標とする発射実験だったとか、そういう積極的な実験だったらヤバイですよね。こういう憶測までテレビではやらないのでもっとディープな情報が欲しい。


経済制裁も当然と思うけれど、北朝鮮が戦争に突入せざるを得ない状況を生み出さないように気をつけてもらいたい。そろそろ北朝鮮のソフトランディングを可能にする落とし処を考えないといけない時期に近づきつつあるのかも知れない。(以前にも企画されたことがあるらしいけれど、)まずは金正日を、どこかに亡命させるとか...