SideJ
あのね、しょおくん?
あなた、本当に姫さんになる気なの?
あ、そう?
松本潤は櫻井翔しか愛してないけど?
瀬名姫は徳川家康が愛している人であってね?
「だって…」
「ん?」
「…じゅんに全然会えてないから」
そうだね、お互いに忙しいからね。
でも、ね?
「しょおくん、だから罰として今日は僕に甘えまくってね?」
「ん、いいけど、今日こそ抱くぞ」
「ふふ、そうだね、それは欲しいな」
でもね、しょおくん、僕を甘やかすことは得意だけど自分から甘えることは無いんだよね。
「家康のじゅんがかっこよくてつい…」
「ん、あなたはそれだけで終わらなかったよね?」
「ん、ムラムラしました…」
正直者でよろしい。
しょおくん、僕、いつまでも黙ってるとでも?
気がついてないとでも?
あなたの瞳から分かるんだよ。
ちょっと嫉妬するでしょ?
僕が演じてるだけであって。
本来の僕よりも好きになったみたいでまるで浮気してるみたいで。
僕って心狭いのかな…
「じゅん?」
「嫉妬してごめんなさい」
「…嘘だろ?」
あれ? どっかで聞いたことあるような。
あー、ふふ、いいこと思いついた。
甘える罰は終わりにしてしょおくんに嫉妬させる罰にすればいい。
しょおくんにガンガン攻められるように。
「しょおくんさ、僕ね、最近しょおくんと同じような気持ちというかカッコイイなって思ったんだよね」
「…は?」
「武蔵刑事。 いいなって。 僕も武蔵刑事に愛してるって言われたいなって」
「…それで?」
「ふふ、ね? どう思う?」
不機嫌なしょおくん。
ふふ、可愛いな。
ね、分かったでしょ?
つまり、ね? 物語の人を好きになるって嫉妬するでしょ?
それが自分で演じていたら尚更。
「ふーん。 そうだな…ココにたっぷりと俺のものだって教えこまないとな?」
「え~、そんな事しなくてもしょおくんは僕のものでしょ? それとも何? 刑事役を演じてるしょおくんをカッコイイなって思っちゃダメ?」
「お前な…マジで、俺を怒らせるとはいい度胸だな? 俺よりもソイツの方がいいなんて嘘だろ?」
「同じぐらいと言ったけど?」
しょおくんと同じぐらいだよ、ちゃんと聞いてた?
もぉ、勘違いだなぁ。
まぁしょおくん、ストレス発散した方がいいよ。
うん、怒って発散して僕に沢山当たればいい。
それじゃ愛してないじゃないかって?
愛じゃ無いセックスになるって?
へぇー、それはだね、何年も恋人になると嫉妬はスパイスなんだよ。
「今すぐ俺よりもソイツを好きにならないようにさせてやる。 なんと言っても今日は翔潤の日だからな」
「ふふふ、頑張ってね? しょおくん」
ふふ、久しぶりに激しくて勢いが止まらないだろうな。
しょおくんは姫さんにならなくていいんだよ。
僕を可愛がれ僕を。
そして僕はしょおくんを可愛がるから。