翔くんハッピーバースデー(≧∇≦)

今年も間に合って良かったです!!



SideJ  


ぼ、僕、どうして人間に…

博士の研究が成功したみたいですけど。

博士って何を考えているのか分かりませんのでしょお様に当たらなくてよかったです。

 

慣れてはきたけど…

元に戻りたいはありませんがご主人様はとても忙しいし。

力になられてるのかも分からないような状態だから気分は良くありません。


元に戻ったら役に立てる?

他の子達よりも出なかったのに?


「じゅん? 博士に戻すように言うか?」


しょお様は僕を可愛がってるし気遣いがあってこの子大丈夫かなとは思ってしまいますね。

僕なんかよりも人間同士仲良くなればいいのなと思いますが僕を優先して真っ直ぐに帰ってきます。


「元に戻った方がいいのでしょうか」


どちらの方が役に立てるかは分かりません。

しょお様が決めたことに従うまでです。


「俺さ、じゅんが好きだから」


「え?」


「迷子になった俺を助けてくれたのじゅんだろ? かっこよくて俺を守ってくれたのじゅんだったからじゅんに何かあったらと思うと凄く不安なんだ」


「守ったつもりは無いですが。しょお様が元気でいてくれるのは嬉しいです」


「そっか。じゃ、ずっと隣にいて? じゅんといることで元気にいられるからな」


「え? しょお様…」


つまり、僕はしょお様のずっとおそばに入ればいいってことですよね。

しょお様って意外と寂しがり屋ですから。

ふふふ、可愛いですね、拗ねちゃうところ。


「ダメ?」


「どこまでもお供しますね。 しょお様が必要としてくださる限り僕は生きていけますから」


「必要だ。 俺にとってじゅんが全てだからな。 博士には感謝だ」


「そうですね」


あれれ? 結局、僕も好きなんだと確信しました。

まぁいいですよね、同じ思いでせっかく人間になれたのだから。


「ふふん、俺の恋人は可愛いな」


「しょお様の方が可愛いかと」


「そ、そうなのか//」


ふふ、お顔が真っ赤になってますね。

ほら、可愛いです。



「キス、して欲しいですか? それともしょお様からしますか?」


「そんなのは…」


しょお様は僕にキスしてきました。

僕は待っている方が好きみたいです。


「どっちでもいいし言ってこなくてもしたい時にすればいいんだ」


「なるほど…。 理解しました。 しょお様にキスされるのは嬉しいです」


「ふふ、そうか。 それなら俺も嬉しい。 じゅんにキスできるなんて。俺にとってじゅんは守り神だったのに好きになったから悩んだな」


守り神ですか…

そうですね、ご主人様はしょお様のことを心配していましたから。

あの子は動物には恵まれているけど人間には恵まれていないと。

なので、自然と守っていたかもしれませんね。


「ご主人様はしょお様をとても心配していました。

人間というのもに関して未だに分かってないこともただありますがしょお様の恋人となったからには守りたいですし支えたいです」


守られるだけも違うし支えるだけも違うと思います

両方あることできっと良くなるでしょう。


「っ、じゅん!!」


「しょお様?」


しょお様は僕にギュウギュウ抱きついできました。

可愛いですがしょお様、気分がおかしくなりそうです。


「そういうところだ。 じゅんは人間になってから日が浅いし博士の勝手な実験でなったのに文句を言わずに学ぶところがすごいと思う」


「しょお様やご主人様のためですから」


お役に立つには学ぶしかありません。

と言ってもご主人様のお役に立っているかは分かりませんが。


「父さんもじゅんに感謝してるよ」


「え、本当ですか?」

 

「ん、なんか、分かっていても不安になるな」


ん? んん?

も。もしかして僕のせいでしょうか。


「あの…」


「ほら、じゅんのご主人は父さんじゃん? まぁ飼っている動物ほほ全部父さんだけど」


「ごめんなさい、しょお様の不安は間違ってはいません。確かにご主人様のことが絶対な部分はあります」


「知ってる」


「でも、でも、好きです」


するとしょお様は嬉しそうに。

良かったです、僕のせいでしょお様を悲しませてしまうのは嫌ですから。


「ふふ、だから不安になっても好きなんだよ。 キス、もっとしたい」


「ふふ、いいですね、僕もして欲しいです」


しょお様の自室でキスし合って。

幸せを感じる日が来るなんて予想していませんでしたし人間になれて幸せになれると思うともっと学ばなくてはいけないと。


あ、でも、すぐにご主人様にはバレてしまうのでご主人様にバレないようにしたいなと思ってしまいます。

だって、とても恥ずかしいですから。