SideJ  


毎日嬉しいこともあれば悲しいこともある。

今日もニュースで報じられた。

人が殺される殺されかけた。

そんなニュースが出てくる度あなたを想う。

あなたもそのうちニュースで取り上げれる事件に巻き込まれるのではないかと。


どうしてこんなにもあなたのことが気になるのか何度も何度も考えた。


好きだと気がついた、恋として。

大切な人、大切だからこそ不安や心配で悲しい気持ちが増えていく。


それにそう簡単に会える距離じゃない時があるあなたからのメッセージが途切れることも多々ある。


あなたは沢山の人を救う立場。

だけどだけど僕の心も救ってよ、あなたが無事か確認させてよ。

メッセージだけでいいから一言で・・・

いいからね?


なんてそこまではないけど。


だって、あなたにしかできないことだから。

貧しい人達を救うあなたを尊敬してる。

僕にはできない事だから。


好きになったら負けって感じで何もかも受け入れてはいるよ。


でも、ちょっと悲しくなったり寂しくなったりするのは許してね。


珍しくあなたからのメッセージが届いた。

元気そうで楽しそう。

こっちに向かうみたい。


休みなのかな、それとも活動をこっちに移すのかな。


ーーー


久しぶりに再開してドキドキが止まらない。

僕にキスしたり抱き寄せたり。

久しぶりの感覚で。


「暫く日本にいる」


「そっか」


「潤が寂しい思いしてたのは知ってた。ごめん、俺の勝手で。 日本にいる限り一緒にいたいが島の病院なんだ」


「それで?」


島だから?

僕の仕事は島でもできるよ?


「ちょくちょくと会えるわけじゃない。 また同じ思いをさせちゃう。でも、それでも愛してるし好きなんだ。 その思いがあるから俺は色んな場所で活動できてる


もぉ、ほんとおバカさん。

日本ならちょくちょく会えるようにしようよ。

それに、それは僕も同じなんだ。

寂しくても悲しくても僕もあなたが好きなんだよ。



「バカ、行くよ」


「え?」


「会いに行く。 あなたが会いに行けないなら僕から行く」


「ふっ、そうか。優しいな」


「土日に会いに行けばいいでしょ?しょおくん、頑張ってね。無茶はしないでね」


「ん、ありがとな? でも、今夜はずっと一緒だ」


「うん」


嬉しいな。

久しぶりに一緒に過ごせて愛し合える。

しょおくんが毎日僕のことをどう思ってるかは完全には分からないけど思い出してくれてるなら好きでいてくれるなら明るいかな。


きっと、ずっと毎日一緒にいても悲しいほどあなたが好きな気持ちは消えないんだろうな。

だって、好きすぎるから。