多分、次でラストですm(*_ _)m

もっと甘く深くは夕方にアメ限でアップしますm(*_ _)m




恋すること13 



SideJ


年が明けて一緒にする家を探すことになった。

しょおくんと住む家って。

ほぼ僕の家にいることが多いしょおくん。

2人の家を探すなんて思ってもなかった。


「難しいな」


「ゆっくり探そ?」


急いでなんかないよ?

僕はしょおくんといられる時間があるだけで幸せだから。


「なかなか休めないからな」


「そうだね」


「遅くても4月になる前には決めたいな」


「そうだね」


グタグタすぎるのは良くないよね。

明日から本格的に仕事が始まる。


それから数日後いいなと思ってた物件取られてしまった。


ってことで今特に気に入っている物件を予約した。


「広いな・・・」


「そうだね、でも、多少広くないと荷物がね」


「ごめん」


しょおくん荷物が多いから。

それにキッチンにゆとりがあった方が良かったから広い部屋になった。


「ふふっ、しょおくんと使う部屋大切にしないとね?」


「そうだな」


多少整理するとは思うけど僕もそこそこ量があるし。


ベランダが広いのもいいよね。

そこで好きなお花を植えて育てることが出来る


「しょおくん?」


「潤が可愛いなって」


「何もしてないのに?」


「楽しみにしてる表情が幸せそうなのと可愛いなと思って」


そうかな。

うん、でも、幸せだよ?

しょおくんとこうして住むことなんて夢みたいだし。


幸せにしてもらって。

たまに会社にいる女性達を見るといつか別れちゃうかもって思っちゃって。


付き合ってから綾さんに嫉妬して無理矢理お友達にしちゃった。


でも、綾さんのこと知って嫉妬は残ってたけど綾さんのことを知れて良かったと思うようになってきた。


綾さん、僕のこと心配してくれたのに嫉妬するのは違うなって。


僕の相談に乗ってくれて毎回励ましてくれる。


僕が励ます方だったはずが今じゃ励まされて心配されるばかりだ。


「引越し完了したら誰か呼ぶ?」


例えば綾さんだったり智さんだったりしょおくんのお父さんだったり。


「んー、まぁ父さんは呼ぶかも。 潤に会いたいってよく言うから」


「しょおくんにじゃなくて?」


どうして僕なんだろう。

しょおくんのお父さんはしょおくんのこと大好きなのに。


「大切な人に会いたいと思う。 潤は俺にとって大切な人だから父さんにとっても大切な人。 でも、一番の理由は潤の手料理を食べたいからだと思うけど」


ふふっ、僕の手料理なんか普通なのに。

でも、親子って感じするし大切な人と食事できるのは嬉しいこと。


「分かった、誘ってあげてね?」


この家は2人で住む家だけど大切な人を招き入れる家でもありたい。