Rolling days8 



次の日、起きると潤に抱きしめられていた。

確か酔って眠くなって・・・

ベットの上じゃなかったはず。


「ん、おはよ」


「おはよう、ほんと朝苦手なんだな」


「ん、眠いもん」


「そっか。 今日は休みだからゆっくりしような」


「もう少し寝かして?」


「好きにしたらいいよ」


その後少し潤が眠り俺は適当に朝食食べて潤の寝顔を見つめていた。


「ふふっ、そんなに寝顔見られるのは恥ずかしいよ」


ちょっと照れた顔をした。

だって、可愛いから。

見ててあきないかんじ。


「ごめん」


「そんなに見ていいのはしょおくんだけ。 買いに行こっか」


「うん」


なるべくバレないように買いに行く。

最初は潤が1人で見に行くからその間に俺は近くの違う店に入る。


潤が写真を送ってきた。

もっとゆっくり決めていいのに。



その後もうひとつ送られてきた。


どっちがいいかな。


迷うけど潤が決めた方でいい。

それは間違いなく俺の大切なものになるから。


潤が買い終わった連絡があり俺は店を出て隣の店でケーキを2つ買った。


「しょおくん、お待たせ」


「ありがと、家に着いたらつけてくれる?」


「もちろん、しょおくん何か買ったの?」


「せっかく出かけたし今日は記念日になるからケーキを買ったの」


お祝いしたいと思っちゃダメかな?


「ふふっ、そうだね」


それから家に帰りケーキを食べて甘くて幸せな気持ちになりまたこんな幸せを味わえることが出来るんだと思った。


「潤・・・」


潤は俺にキスしてから


「僕のSubになってください」


指輪よりも嬉しいものになるかもしれない。


「はい」


潤がつけてくれる。

自分がSubと分かった瞬間とても嫌で首輪を渡された瞬間凄く嫌だった。


けど、今はそんな気持ちはなくて自分からそうして欲しいって気持ちに変わった。


「やっぱりしょおくんには赤が似合う」


「そう?」


「うん、そう思う」


「ありがとう」


それから丁寧に愛しさ溢れるような抱かれ方だった。


「潤、ありがと」


「どういたしまして」


「明日から忙しくなるな」


「そうだね。 うん、でも、有難いから頑張るでしょ?」


お互いに仕事は好きだからな。

俺が忙しいように思われるけど俺にとったら潤の方が忙しそう見えるよ。