SideO
また松潤絡みだな。
松潤と何かあった時は必ず連絡が来たり態度に出たり顔に出てたり。
「翔くん、何かあったの?」
「なんでもない」
「俺には話せないの? 松潤と何かあったのは分かってるから」
翔くんは俺に抱きついてきた。
「怖いんだ、また、同じになるんじゃないかって思って」
それって彼女と付き合ってた時のようにってこと?
「そんなことは無いよ。 松潤はきっとちゃんと伝えればそんなことにならない」
「仕事人間の俺がどうやって恋と両立したらいいのかな」
恋してることには気がついていたんだね?
でも、どうしたらいいのか分からない。
「それは大丈夫。相手が好きかどうかは別としてせっかく翔くんが恋をしたなら翔くん頑張ってみなよ。 フラれたらまた俺のところに来たらいいよ」
それはないと思うけど。
松潤、少しずつ意識してると思うし。
「上田みたいにしちゃうかもしれない」
強い束縛か。
翔くんは上田に恋をしてた訳では無いから上田が翔くんに恋をしていて。
付き合ってみないと分からないのではないかってことで付き合ったんだけど。
凄く束縛強くて俺達のことをよく思ってなくて嫉妬の対象にされてた。
それに、友達と飲みに行くのもダメとか言われたらしくて。
そういうのが積み重なって翔くんは臆病になっちゃったんだ。
「それは松潤と成立してからの話。 それは2人でよく話し合うことだよ」
上田の嫉妬はめっちゃやばくて思わずキレて翔くんにキスしたんだ。
翔くんは俺のものだと言って上田と別れさせた
「ありがとう、いつもごめんね?」
翔くんの心の傷は恋が成立することで更に傷が深くなるか逆に浅くなるかはなんとも言えないけど。
俺は浅くなる方かなって思う。
今回は翔くん自ら恋をしたからきっと深くなったとしても解決出来ると思うんだ。
「んふふ、翔くんは沢山頑張ってきたんだから」
「智くんがそう言うなら頑張ってみる」
良かった。
翔くんが前向きになったことできっと進めると思う。
「じゃ、俺はタイミング作ってあげる。 俺には翔くんの背中を押すことぐらいしか出来ないから」
押してあげないと翔くんは進めないだろうから
「いつもありがとう、頼ってばかりでごめん」
「頼ってくれるって嬉しいことだよ」
翔くんはちょっと嬉しそうに笑った。
何がきっかけなのかは分からないけど翔くんなら大丈夫。
けど、その時はまだ上田と連絡取り合っていたことは知らなかったしまたよりを戻すような話が出てこようとしていたことも何も知らなかった。