最後の一線 の潤くんサイドと続きですm(*_ _)m
SideJ
翔さん、大丈夫かな。
久しぶりに見た翔さんはアルコール臭くてこれが僕の好きな翔さんなの!?って思った。
けど、翔さんは飲まないとやっていられないぐらい何かあったことは見た目で分かったから僕はとにかく飲ませなかった。
翔さんのこと大切にしてたならどうして抱いてあげなかったの?
確かにセックスが全てじゃない。
好きな気持ちが伝われば幸せだけど。
翔さんにとっては最後の一線を超えないことがずっと疑問に思っていて覚悟は出来ていて。
そんな中途半端に愛したなら僕は許さない。
翔さんの元彼は智さん。
彼は有名なダンサーだけど僕は聞いた事ある程度。
噂はどうやら智さんは、男も女もいけるみたいで色んな人とやってるって言ってた。
翔さんのことを本気で愛していたかもだけど中途半端だよ。
「潤?」
「翔さん、幸せ?」
初めてで翔さんに上手くできるかは不安だったけど翔さんを愛してあげたい気持ちの方が強くて告ってすぐにしちゃった。
「うん、幸せ。 越えられたことが幸せだ。 俺の全部を見てくれてる感じがしてさ。 丸裸になるって恥ずかしいけどそうしないと分からないことだってあると思う。 そこに感じる幸せを考えたらやっぱり俺には必要な事だった」
幸せそうなのが嬉しい。
翔さんを愛していくうちに幸せが溢れていくんだ。
「うん、そっか」
「あのさ。 俺、最近気持ち悪くて病院に行ったらさ妊娠してるんじゃないかって言われてさ。
検査したら妊娠だって。 男が赤ちゃん産めるなんて思ってなかったし驚いたし嘘だろって感じだった。 けど、俺、産めるならこの子を幸せにしたい」
え? ほんとに?
翔さんのお腹に赤ちゃん?
嬉しい。 好きな人との子供だもん。
「おめでとう。 翔さんの気持ち僕も同じだよ? でも、無理はしないで? 赤ちゃんの為にも自分自身の為にも」
仕事、休んだらいいよ。
僕が頑張るから。
翔さんは安静にしてた方がいいよ。
でも、それだと翔さんを束縛してるみたいだ。
「うん、有給しっかり使う。 んで、近いうちに仕事辞める。 この子を産むって言っても理解してくれないだろうし」
そうだね。翔さんは男だもん。
でも、公表するのもいいことだとは思う。
だって、世の中にはそういう人だっているかもしれないから。
なら、公表して産みやすくして男でも出産や育児休暇を取れるようにして欲しいなって思う。
「どうしよ。 俺、授乳できるかな?」
「翔さん//」
「だって、俺は女ではない。 けど何万人かの1人に男でも産める確率はある。 けどだからって授乳できるかは別問題だろ?」
え? そこの問題?
まず無事に産まれることを考えるべきでは無いのかな?
「翔さん、多分赤ちゃんを産めるってことはそういうホルモンがあるってことでしょ? まずは無事に産まれることでしょ?」
翔さんは嬉しそうに
「なんか自分が子育てするとは思ってなかったから」
「ふふっ、そうだね」
「まぁ、親になんて言われるかはな。 分かって貰えないとは思うけど」
「そう? 僕は大丈夫だよ?」
「なんで?」
だって、翔さんのことはずーっと好きだったから両親はそんな僕を面白そうに見てるし。
逆にからかわれることの方が多いぐらい。
「僕の両親は知ってるから」
「潤の両親にはきちんと挨拶しないとな」
ふふっ、翔さんは真面目だもんね。
「栄養しっかり取らないとね」
翔さんは適当だからね。
ちゃんと取らせないと。
「もう少ししたら俺も自分で作るからさ、心配するな」
お母さんになるなら甘えた方がいいのに翔さんは僕の負担を考えて言ってくれたんだと思う。
「無理しないで? 僕は翔さんを大切にしたいから」
大切だからこそ一線を超えたしこうして新たな幸せができた。
