まさか、そんなふうに言われてるとは思ってなかった。
「じゃ、その漫画は理解出来たの?」
つまり、堂々とイチャイチャ出来ないし2人きりの場所じゃないと愛し合うことが出来ない。
「うん、ちょっとはずかしかったよ?」
「・・・//」
俺の方が恥ずかしい。
「俺は潤くんが好きだよ? キスしてみる?」
潤くんは頷いた。
まずは急に押し返されても困るから頬っぺたにしてみた。
「どう? 嫌じゃない?」
「いやじゃない」
「次はおでこにしてみるね?」
反応を伺いながらにしないとな。
潤くん、まだ小学生だし。
「いやじゃないよ?」
「じゃ、潤くんの唇にキスするね?」
そっとそっと近づいた。
潤くんがじーっと見てるから恥ずかしい。
俺は潤くんにキスをした。
小学生相手にって思うけど一目惚れなんだからしょうがない。
「嫌だった?」
「いやじゃないよ?」
「うん、潤くんと俺の気持ちは同じだった。けど、潤くんは小学校卒業するまでは頬っぺたにキスだけね?」
「うん」
後、約半年ぐらいだ。
そしたら今度は唇にキスしてあげる。
んで、高校受験終えて潤くんが理解していたら触れ合う行為をする。
理解してなかったら中学卒業後。
そんな感じでステップを進めていく。
潤くんと恋人になってからはこれはこれで複雑だった。
だって、潤くんが可愛すぎるから。
俺が我慢しなきゃならない。
めっちゃ可愛いから心配だ。
「しょおくーん」
今日は卒業式だ。
潤くんの学校生活は見たこと無かったけど。
無事に終わって俺に向かってブンブンと手を振って向かってくる。
「おめでとう」
「ありがと」
ギュッと抱きつく潤くんが可愛いな。
今日の夕飯は潤くんが大好きな寿司となっている。
それもあるのか潤くんのテンションは高い。
「しょおくん、キスして?」
「え?」
帰ってきてマッタリとしていたら潤くんが急に言い出した。
潤くんからなのが初めてだからビックリした。
「卒業のお祝い」
誰だよ、お母さんもお父さんも潤くんに余計なことを。
お祝いじゃなくてもちゃんとキスするつもりだったのに。
「今日は特別に満足するまでしようか」
「うん」
可愛いことに唇にキスをすると潤くんは頬を真っ赤にしちゃうんだよな。
ほんと可愛すぎて困ってしまう。
それを煽っているのも分かってないだろう。
「可愛い、成長すればするほどもっと恥ずかしいことあるのにな」
すると潤くんは一つの漫画を取り出してきた。
「なんとなく知ってる。 これに書いてあったもん」
だからさ小学生な潤くんに見せるのはどうなのか?
とりあえず読んでみれば男同士が恋をしてエッチして・・・って過激表現ありまくりじゃん。
「潤くんはどうしてこの漫画を持っているのかな?」
「お姉ちゃんの忘れ物」
あー、お姉さんの影響か。
「そっか」
「うん」
なんとなくわざとなような気がするのは気のせいか。
だって別に1巻ではない。
最終巻でもない。
それから潤くんが読書するから俺も一緒に潤くんに渡された本を読んでいた。
「ドキドキするね?」
「そうだね」
「面白いでしょ?」
「そうだね」
隣にいるだけでドキドキして読んでいても内容はあまり入っていなかった。
それから夕飯の時間になり豪華だなって思った
潤くんはアナゴが好きらしくアナゴが沢山だった。
意外だな。
「しょおくん、美味しいね?」
「・・・//」
そんなキラキラな笑顔で言わないでくれ。
俺の心をこれ以上撃ち抜くな。
襲いたくなるじゃん。
「良かった。 翔くんの方が好きなんだね?」
「え?」
「ずっと潤の方が好きだと思ってたから。 けど今の表情見てると翔くんの方が好きなんだって思えてそれはそれはとても嬉しいよ」
それはそれで恥ずかしい。
俺の方が好きってバレちゃったのが。
「そうね。 それなら安心する」
お母さんまで。
「しょおくん、お顔真っ赤だよ?」
潤のせいだ。
そう言いたいけど言える訳もなく。
「ふふっ、潤が大好きだから真っ赤になったんだよ」
「可愛い恋ね?」
「それ以上は・・・」
俺が耐えきれない。