今回から双子編に入りますm(*_ _)m
俺たちの家族は一言で言えば愛で溢れてる。
常にラブラブな両親がいて。
智さんと和さんがいて。
父さんの父さんと星風くんのお母さんがいて。
特に両親のラブラブは幸せそうだなといつも思う。
俺もそんな人に出会えたらいいな。
「ごめんね?」
「大丈夫。 ほら、食べよう?」
俺と同じ日に産まれた。
双子って奴。
最初は苦手だった。
けど母さんがちゃんと話してくれた。
それを知ってからは気にかけるようになった。
学校でもなるべく他人に触れないように弁当を持参する。
元気と言われたら元気だ。
学校には行けてるし。
「どうしてお弁当にしたの?」
「ん? だって、同じの方がいいでしょ? 給食が嫌いではないけど」
風邪は引きやすい。
重症化を防ぐ為に様々な工夫をしている。
「ありがと」
「いいよ」
ほら、嫌な奴だって嫌なほどいる。
「何で弁当なんだよ、ずるいじゃん」
給食が嫌いな人は特にそう言ってくる。
「煩い!! 俺は今、お前と話すことない」
説明が面倒だ。
それに担任の先生が何回も説明しているのに理解できないのか?
「潤羽、大丈夫。 場所変える? 」
「ありがと。 ここでいい。 何処の場所でも変わらないから」
どうしてなんだろうな。
どうしたらクラスに馴染めるのだろうか。
そんな毎日だ。
家に帰ると
「おかえり、潤羽、大丈夫?」
母さんは心配そうに聞いてくる。
「うん、今日も食べれたし、勉強も出来たし」
ちょっと嘘だけどな。
昼休みの後、潤羽のシャーペンが盗まれた。
とても困っていたのを見て俺はすぐに気づいた。
「んー、それならいいんだ。 けど、隠されるのもすごく嫌だな。 ね、無理にとは言わないけど何かはあったよね? 」
顔でバレちゃうのか。
難しい。
どっちの気持ちも理解出来る。
「うん、いつもの事だから。 そんな変わったことは無いよ?」
「いつもか。 うん、分かった。 俺たちが言っても理解してくれる人は増えるかもだけどしない人はずっとしないだろうから様子見る。 ほんとに嫌なことあったら言ってね?」
「うん、大丈夫。 海くんがいてくれる限り僕は何されても困らないよ」
え? 俺?
急に俺の名前を出されたことにビックリした。
「そう?」
母さんは不思議そうだ。
まだ俺のことよく思ってないの?
いつもそうだ。
そりゃ潤羽が1番優先なのは分かるけど。
大きくなるにつれて俺を見てないと感じている
ちゃんと見てくれない。
それが一番辛かったりする。
だって、俺だって頑張って勉強して1番ではないけどいい成績取って。
別に悪い奴と付き合っている訳でもないし。
俺は中学に上がれば心配ない訳?
潤羽のこともちょっと見てない部分があると思う。
愛翔兄さんが1番愛されてる感じだ。
潤羽は本当は学校行きたくないと行った日だってあるんだ。
それは知らないでしょ?
潤羽に秘密と言われたから言ってない。
「分かってるよ? 何となくだけどね? 本当にそうなのかは分からない。 けど、潤羽が嘘つくことは無いし海翔が頑張ってるのも知ってるからな。 潤、気持ちは分かるが潤のせいでも潤羽のせいでも海翔のせいでもない。 責めるだけじゃなくてもっと見てあげよう?」
父さんは分かってくれた。
「まぁ俺たちは随分と過保護なんだ。 それはなかなか変えられないと思うけと許してね?」
俺たちは首を横に振った。
だって、それは分かってるから。
ただ、見てるようで見てないことが多いのを分かって欲しいだけ。
「ね、お部屋で休んでいい?」
「いいよ」
「もちろんだ」
部屋に入ると潤羽が俺に抱きついてきた。
ビックリした。
久しぶりだし嬉しそうだし。
「ママもパパも好きだけど僕を守ってくれるのは海くんだけだから。 あんまりくっついていると怒られちゃうけど僕はほんとはもっと触れたいんだよ」
そうだったのか。
なるべく家族でも少し離れるようにしている。
「分かった」
徹底して手洗いうがいはしてるし。
近くにアルコール消毒はあるし。
「ふふふっ、内緒ね?」
「もちろん」
なんかだんだん母さんに似てきたけど。
母さんと違うのは策士だからだ。
わざとなのは知ってる。
気づかないとでも?
「降参です」
「ふふっ、やっぱり?」
「ずるい」
「ん? 僕は何も」
ほんと、こんな運命なのかよ。
でも、確か俺たち両方αだったはず。
まぁなんでもいいよ。
結局好きになった方が負けなんだから。
