SideJ
翔くんのエプロン姿は可愛い。
帰ったらつけたまんまエッチをしようかと思うぐらいだ。
「んふふ、潤といると翔くんは沢山しっぽが動くんだね?」
「え?」
「顔には出ないけどさ。しっぽで分かっちゃうんだよね。 嬉しそうだったり悲しそうだったり。可愛いなって思うよ」
翔くんは顔が真っ赤になった。
「智くん//」
「でもさ、いいと思うんだ。 幸せってことでしょ?」
「そうかな」
「くふふっ、そうそう」
「ありがとね?」
翔くんは嬉しそうに笑った。
「俺ね、カズとおーちゃんは知ってるとは思うけど誰にも言ったことないことあるんだ」
雅紀さんが秘密にしていたことを聞いてもいいのだろうか。
「しょーちゃんとはちょっと違うタイプだけど獣人なんだよ。 普段は人間として生活出来るからさ苦労したことは無いけど分かった瞬間は友達に言われて気づいたんだ」
雅紀さんもなんだ。
てか、カズと智は知ってるけど黙ってたってことだよね?
そして、雅紀さんも黙ってたと。
「その時が1番絶望だったかな。 それからは完全に隠せるまで頑張ったよ? けど、好きな人ならきっと見せても大丈夫だと思うから意識してないんだ 」
そっか。
なら、良かったのかな。
「僕は見たことないから初めて知ったよ?」
「そう?」
「私は見ましたよ? 初めて会った時に凄く緊張していたけどまーくんに耳が見えた時に一気に緊張感が無くなったんだ」
そんな出会いだったんだ。
僕もびっくりな話だ。
「中途半端だからこそ獣人にも嫌われた」
同じ仲間じゃないって?
そんなこと・・・
獣人でも人間でもないと思われてたの?
「でも、分からなくはないよ? だってさ、しょーちゃんみたいなタイプは隠したくても隠せない。 羨ましいと思う気持ちあるでしょ?」
翔くんは少し考えて
「そういう人を見たことない以上分からない。雅紀くんだから羨ましいと思う気持ちがないだけかもしれない。 でも、嬉しいかな」
この国では見たことは無い。
だからこそなんだとは思う。
「え?」
「だって、こんなに近くにいるなんて思わないし雅紀くんの気持ちを聞けて嬉しいし俺よりも辛かったのかって気持ちになった」
そうだね、どっちにも嫌われる。
1番辛いよね。
「くふふっ、ありがとう。 今は幸せだからね?」
雅紀さんはもう乗り越えていたよね。
過去の話だった。
「でも、意識してないのに出ないって意識してるよね? じゃなければ不意に出たりするはず」
確かに。
翔くんの言う通りで。
照れたり緊張したりすると出ちゃうと思うんだよね。
「んー、どうだろ? 2人が眠った後には出ることはあるけど。 行為に夢中だと意識してないから無意識で出してると思うけどおーちゃんは知らないし」
不思議な獣人なのかな。
「1番大変なのはしっぽや耳以外に普通にしててもどう見ても動物が立ってるって感じな姿だと思うな」
「そんな人いるの?」
「見たことはあるよ? 専用の学校があるぐらいだからね?」
「その人達は幸せなのか?」
幸せかどうかはその人次第だけど。
「でも、この国よりも仲間がいるから1人じゃないってのがいいと思う」
沢山いて。
学校の管理は人間だし。
ただ、それだけで幸せかは別問題だけどね?
「そっか」
翔くんは幸せだから聞いたのかな?
「まぁ、でも、何も変わらないから。 今度は相葉ちゃんをモデルに書こうかな」
「くふふっ、ありがとう」
現実に有り得る話でもあるけど有り得ない話も含まれているのが智とカズが書いた獣人Bl。
「とりあえず今日は寝よ? 足りないなら明日話したらいい。翔くんは上手くコントロール出来てる?」
「出来ない。どうしたらいいのか分からない」
「精神面もあるから。 生活リズムが崩れると不安定になる。 夜遅くまで起きることは良くない」
頷いた。
先に風呂を借りて翔くんと一緒に入った。
「今日一日、色んな気持ちになった。 毎日不安ばっかりだったのに」
それは良かった。
「不安ばかりもコントロール出来なくなる1つなんだ。 気持ちを押し殺すことはダメだよ?」
「心配しすぎっと言いたいけど。潤が言うと本気で考えさられる」
ふふっ、翔くんは真面目さんだもんね?
一日一日ちょっとずつ明るい話題が増えるといいね?