SideO

カズは日本で仕事が急に入ったから僕は潤くんの家で待っている。

「智さん、プレゼントは何にしたの?」

「決められなくて」

すると潤くんは

「手作りにしてあげたらいいんじゃないのかな? 」

手作り?

僕作れるものは少ない。

「兄さん、普段カズさんがあまり身につけないようなものを作ってみたらどうかな」

普段あまり身につけないもの。

「んー、似合うか分からないけど」

「似合うとか似合わないじゃないんだよね。 カズくんは智さんが作ったってだけで嬉しいはずだよ?

そうかな。
喜んでくれるといいな。

「作る決心は出来た?」

「頑張ってみるよ」

潤くんに編み物を教えて貰って初心者で出来る編み方で帽子を作った。

「プレゼントできたね? 」

「うん

「よかったね?」

「ありがとう」

お金が無い僕でもプレゼントを渡せることが出来ることが嬉しい。

「カズくん、帰ってきたよ」

「そうですね、少しお疲れのようですけど」

ほんとだ。 少し疲れてるみたい。

「おかえりなさい、疲れちゃった?」

「ただいま、少しね?」

潤くんと翔くんは夕飯の用意をし始めた。

「クリスマスケーキ食べよ?」

ほんとにクリスマスのメニューだな。
高級そうなのを残さず美味しく食べた。

カズと2人きりになるとカズは僕に

「智、智が大好きなんだ。 だから、受け取って欲しい」

指輪? ってことは結婚?

「僕に?」

そう言えばカズは

「ふふっ、俺は智が本気で好きだから」

「ありがと」

「受け取ってくれませんか?」

僕は頷いた。

「嬉しい・・・」

「頑張った甲斐があったよ。 どうしても自分の金で買いたかった」

そこまで考えてくれてたなんて嬉しい。

「お金はないけどこれ」

僕は作った帽子を渡した。

「帽子か」

「カズが帽子を被ることは見たことないけど。作ってみたんだ」

カズは僕をギュッと抱きしめて

「嬉しい!! ありがとう」

喜んでもらえて良かった。

「カズ、ありがと」

「喜んで貰えて嬉しい」

そう言って僕にキスをした。

「ずっと一緒にいてください。 式を挙げたいならしよう?」

「うん」

それから沢山愛し合った。

「智、沢山ありがとう

「んふふ、僕もありがと」

幸せだな。
 
こんなに愛されて指輪までもらって。

「カズ・・・」

「眠たそうだね? 寝ちゃいな?」

もう少しお話したかったな。
ゆっくりと眠りについた。